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パーキンソン病はこわくない

若年性パーキンソン病に罹患した筆者が綴る悲喜交々

パーキンソン病患者の振戦抑制に新たな電気刺激法 

【MT Pro 2013.5.30掲載】

〔英オックスフォード〕オックスフォード大学ジョンラドクリフ病院ナフィールド臨床神経科学のPeter Brown教授らが,パーキンソン病(PD)患者の振戦を抑制する新しい治療法を開発し,Current Biology(2013; 23: 436-440)に発表した。

<http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2013/M46220022/>




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協和発酵キリン 新規機序のパーキンソン病治療薬ノウリアスト錠を新発売 

【ミクスOnline 2013.5.30掲載】

協和発酵キリンは5月29日、新規作用機序のパーキンソン病治療薬ノウリアスト錠20mg(一般名:イストラデフィリン)を30日に新発売すると発表した。世界初のアデノシンA2A受容体拮抗薬というファーストインクラスのパーキンソン病治療薬。国内で実施した臨床試験では、パーキンソン病治療で中心となるレボドパ製剤の薬効時間が短縮し、服用後数時間を経過するとその効果が消退する「ウェアリングオフ現象」を改善し、高い忍容性を有することが確認されている。

同社では、腎、がん、免疫・アレルギー、中枢神経の4分野を戦略カテゴリーとして位置付けている。

パーキンソン病は振戦、固縮、動作緩慢、姿勢反射障害などの動作症状を特徴とする進行性の神経変性疾患。脳内の黒質、線条体という部位のドパミン含量の低下に伴う進行性変性が原因で発症すると考えられている。国内の推定患者数は約15~20万人。

【ノウリアスト錠20mg】
効能・効果 レボドパ含有製剤で治療中のパーキンソン病におけるウェアリングオフ現象の改善 
用法・用量 レボドパ含有製剤と併用する。通常、成人にはイストラデフィリンとして20mgを1日1回経口投与する。なお、症状により40mgを1日1回経口投与できる。 
承認取得日 2013年3月25日
包装単位 30錠、100錠


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Merck社、パーキンソン病対象preladenantの開発を中止 

【日経バイオテク 2013.5.30掲載】

 米Merck社は、2013年5月23日、パーキンソン病を適応として同社が開発してきた選択的アデノシン2a受容体拮抗薬preladenantのフェーズIII試験を中止することを明らかにし、市販許可申請も行わないと発表した。

<https://bio.nikkeibp.co.jp/article/news/20130526/168561/>




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ニュープロパッチ(ロチゴチン)の作用機序:パーキンソン病治療薬 

【役に立つ薬の情報~専門薬学 2013.5.20掲載】

<http://kusuri-jouhou.com/medi/parkinson/>

こちらのサイトもリンクを張りました。



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ナス科の野菜がパーキンソン病の発症リスクを低下させる? 

【スラッシュドットジャパン 2013.5.13掲載】

最新の研究によると、微量のニコチンを含むナス科の野菜を摂取することで、パーキンソン病の発症リスク低下が確認されたそうだ(論文アブストラクト、 Science Dailyの記事、 本家/.)。 

調査はワシントン大学の神経科クリニックおよびワシントン州西部地域のGroup Health Cooperativeで1992年から2008年にかけて新たにパーキンソン病と診断された患者490名、対照群644名について行われたもの。自己申告による成人後のピーマン、トマト、トマトジュース、ジャガイモの摂取頻度について、そのほかの野菜やタバコ、カフェイン摂取、年齢、性別などを加味してパーキンソン病発症の関連を調べたという。その結果、ナス科の野菜を摂取する頻度が高いほど、パーキンソン病の発症リスクが低くなったそうだ。この傾向はピーマンで特に強く見られたという。一方、そのほかの野菜については発症リスクとの関連が見られなかったとのことだ。

<http://slashdot.jp/story/13/05/11/0213205/>




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パーキンソン病に関与の遺伝子に寿命延長効果、米研究 

【AFP 2013.5.8掲載】

細胞内の古くなった物質を「ごみ掃除」のように除去する遺伝子によって、ミバエの寿命を延ばすことができたとする研究論文が6日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。人間の老化にともなう病気の予防につながる可能性もあるという。

 この遺伝子「パーキン」は、損傷したタンパク質に印を付けて有害になる前に細胞から除去されるようにするほか、細胞内の損傷したミトコンドリアの除去にも関与しているとみられている。

 パーキンソン病は高齢になって発病することが多いが、生まれつきパーキン遺伝子に変異がある人は若年性パーキンソン病を発症するリスクが高くなる。

 論文を発表した米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(University of California Los Angeles、UCLA)」の研究チームによると、神経細胞を改変して通常より高いレベルのパーキンを含むようにしたミバエは寿命が28%長くなり、その間も健康を維持した状態だったという。人間にも高レベルのパーキンによる寿命延長効果があるのか、今後の研究で明らかになるかもしれない。

 論文の主執筆者の1人、UCLAのデービッド・ウォーカー(David Walker)准教授(統合生物学・生理学)は「われわれの研究は、パーキンが神経変性疾患やおそらくその他の老化の病気の重要な治療標的となる可能性を示している可能性がある」と話す。「パーキンソン病、アルツハイマー病、がん、脳卒中、循環器疾患、糖尿病などの、老化に伴う病気を1つずつ研究するのではなく、老化のプロセスに介入してこれらの病気の多くの発病を遅らせることが可能かもしれないと考えている」

<http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2942909/10710139>





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50難病、iPS使い新薬…国主導・産学連携で 

【読売新聞 2013.5.3掲載】

政府は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、患者数が少ない難病の新薬開発を加速させるプロジェクトに乗り出した。

 パーキンソン病など50以上の難病が対象で、2016年度までに治療薬の候補物質を探す共同研究体制を整える。基礎研究から薬の実用化までをにらみ、企業を加えた国主導のiPS細胞プロジェクトは初で、産学の連携で日本発の難病治療薬を送り出す構想だ。

 難病は患者が少ないため研究が難しく、原因の究明や薬の開発が、世界的に進んでいない。このためマウスなどの実験動物で難病を再現する研究が行われているが、患者に使える薬を見つけるには限界があった。

 iPS細胞の技術を使うと、難病患者の皮膚や血液の細胞から、神経や筋肉などの患者自身の病気の細胞を作り、生きたままの状態で増やすことができる。難病の研究に使えば、原因を調べたり、薬の効き目を確かめたりする研究が、飛躍的に進むと期待される。


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パーキンソン病に対する音楽療法 

鶴岡協立リハビリテーション病院リハビリテーション技師部の運営するサイトの記事です。
他にも面白いのがありますのでリンクを張りました。

<http://riharihasitu.seesaa.net/article/357126928.html>

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パーキンソン病の解明にも期待 - NIPS、手足の運動を止める脳の働きを解明 

【マイナビニュース 2013.4.26掲載】

生理学研究所(NIPS)は4月24日、大脳基底核内部の神経回路の1つである線条体-淡蒼球投射経路が手や足の運動をストップさせる機能を担うことを、遺伝子改変マウスを用いた実験から実証したことを発表した

同成果はNIPSの佐野裕美 助教、南部篤 教授らの研究チームによるもの。詳細は米国神経科学会雑誌「The Journal of Neuroscience」に掲載された。

ハンチントン病やパーキンソン病といった難治性神経疾患で起きる手や足の「運動」の異常は、脳の大脳基底核と呼ばれる部分の異常により生じることが知られているが、今回、研究チームは、大脳基底核の線条体-淡蒼球投射経路だけをなくすことができる遺伝子改変マウスを用いてその働きの調査を行った。

従来の定説では、線条体-淡蒼球投射経路がなくなると、運動と関係のない自発的な大脳基底核からの出力信号(黒質網様部の活動)が減るとされていたが、今回の結果からは、そうした定説とは異なり、同経路が無くなっただけでは自発的な出力信号の変化は生じないことが確認された。

また、大脳皮質を刺激して運動の指令を出したところ、正常であれば大脳基底核の出力信号に三相性(興奮-抑制-興奮)の反応が見られるはずのところ、三相目の遅い興奮が見られなくなることも確認された。これまでの研究から、線条体-淡蒼球投射経路が働かなくなると、手や足の運動を止めることができなくなることが知られていたが、これらの成果から、線条体-淡蒼球投射経路は大脳基底核出力信号の三相目の遅い興奮をもたらして手や足の運動を停止させる役割を持っており、働かなくなると手や足の運動を止めることができなくなることが示唆されたという。

この結果を受けて研究チームでは、難治性神経疾患であるハンチントン病の初期には、この線条体-淡蒼球投射経路が侵されることから、今回のマウスは初期のハンチントン病のモデル動物と考えることができ、この成果を活用することで、ハンチントン病の病態生理の解明や治療法の開発につながることが期待されるとコメントするほか、大脳基底核はパーキンソン病とも深く関わる領域であり、パーキンソン病の場合、今回の実験で明らかとなった運動を停止させる機能が逆に亢進し、動きづらくなってしまっていると考えられることから、同経路を働かなくすることができれば、パーキンソン病の治療法や病態生理の解明にもつながることが期待されるとしている。


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パーキンソン.jp 

ノバルティス・ファーマ株式会社が運営するパーキンソン病関連のサイトです。

いろいろ情報がありますので、リンクを張りました。

<http://www.parkinson.jp/index.html>

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NST(名古屋記念病院栄養支援チーム)HPより 

【2013.4.16栄養学習会】
<http://www20.atpages.jp/hospynst/?p=1217>


2013.04.16栄養学習会(パーキンソン病・パーキンソニズム)
by take-yu on 4月 16th, 2013
パーキンソン症候群

黒質のドパミン神経細胞の変性を主体とする進行性変成疾患である。4大症状として(1)安静時振戦、(2)筋強剛(筋固縮)、(3)無動・寡動、(4)姿勢反射障害を特徴とする。このほか(5)同時に二つの動作をする能力の低下、(6)自由にリズムを作る能力の低下を加えると、ほとんどの運動症状を説明することができる。このほかにも、仮面顔貌、小刻み歩行、前傾姿勢など特徴的な臨床症状を伴う。原因は不明。

有病率は日本では人口10万人あたり100~150人と推定され、欧米では150~200人とされる。発症年齢は50~65歳に多く高齢になるほど発病率が増加する。日本人は推定10万人以上の患者が存在する。40歳以下で発症するものは若年性パーキンソン病と呼ばれる。

パーキンソン病で障害される中脳黒質のドパミン細胞内には、Lewy小体と呼ばれる細胞内封入体が蓄積する。その主たる構成要素であるα-シヌクレインは140アミノ酸からなるタンパク質で、細胞内の物質輸送に関係している。α-シヌクレインの構造が変化して細胞膜を障害する、ミトコンドリアに変化を起こす、小胞体の機能障害を起こす、細胞内のユビキチン-プロテオソーム系を障害して不要なタンパク質の分解を阻止するなど、パーキンソン病の病因としていくつかの仮説が提唱されている。また、それぞれの過程に家族性パーキソニズムの原因となる遺伝子異常が関与することや、環境因子が影響することも明らかとなっている。

簡単に言うと、中脳の黒質といわれる部分が何らかの原因で細胞の減少が起こっている事が確認されています。黒質の神経細胞は、大脳基底核と呼ばれる場所へ接続していますが、神経同士の連絡のやり取りにドパミンが使われています。細胞の減少が起こっている事によってドパミンが十分な量が作られなくなると、神経同士の連絡に不具合を生じる事でパーキンソン症状を起こすと考えられています。正常のドパミン量の20%を下回ると発病すると考えられており、別の神経伝達物質とのバランスが崩れる事も症状の理由とされています

パーキンソン病の症状の2つ以上の症状を備えた場合をパーキンソン症候群(パーキンソニズム)といい、大きく分類すると変性性と症候性に分けられる。(1)薬剤性パーキンソニズム、(2)脳血管性パーキンソニズム、(3)進行性核上性麻痺、(4)多系統萎縮症のパーキンソン型、(5)大脳皮質基底核変性症、(6)特発性正常圧水頭症などが含まれる。

パーキンソニズムの原因疾患

Ⅰ変性性パーキンソニズム(中枢神経変性疾患)

1.パーキンソン病(PD)=特発性パーキンソニズム

孤発性パーキンソン病: 近縁疾患:痴呆を伴うパーキンソン病、レビー小体型痴呆(DLB)

家族性パーキンソニズム: 常染色体劣性遺伝性家族性パーキンソニズム

常染色体優性遺伝性家族性パーキンソニズム

2.線条体黒質変性症(SND)  現在は多系統萎縮症(MSA)の一病型(MSA-P)に分類

3.進行性核上性麻痺(PSP)

4.大脳皮質基底核変性症(CBD)

5.本能性(老人性)振戦

6.パーキンソン痴呆複合(グアム島、紀伊半島のPDC)

Ⅱ症候性(二次性)パーキンソニズム

1. 薬物性パーキソニズム

2.  脳血管性偽パーキンソニズム

3.  脳炎後パーキンソニズム

4.  マンガン中毒後遺症

5.  一酸化炭素中毒後遺症

6.  脳外傷後パーキソンニズム(ボクサー痴呆・パーキンソニズム症候群など)

7. その他

パーキンソン症状を呈するパーキンソン病以外の疾患を除外することが必要となる。頭部MRIなどで明らかな脳萎縮が有無、パーキンソン症候群を呈する薬剤の服用の有無を確認し鑑別ができないときはパーキンソン病治療薬のLドパが有効であるかで判断をする。

症状

・ 安静時震戦(ふるえ resting tremor)
指にみられることが多いが、上肢全体や下肢、顎などにもみられる。安静にしているときにふるえが起こることが本症の特徴である。精神的な緊張で増強する。動かそうとすると、少なくとも一瞬は止まる。書字困難もみられる。指先のふるえは親指が他の指に対してリズミカルに動くのが特徴的であり、薬を包んだ紙を丸める動作に似ていることからpill rolling signとも呼ばれる。

・ 筋強剛(筋固縮) (rigidity)
力を抜いた状態で関節を他動させた際に抵抗がみられる現象。強剛(固縮)には一定の抵抗が持続する鉛管様強剛(鉛管様固縮、lead pipe rigidity)と抵抗が断続する歯車様強剛(歯車様固縮、cogwheel rigidity)があるが、本疾患では歯車様強剛が特徴的に現れ、とくに手関節(手首)で認めやすい。純粋なパーキンソン病では錐体路障害がないことが特徴である。すなわち四肢の麻痺やバビンスキー反射などは認められないのが普通である。パーキンソン病をはじめパーキンソン症候群に特徴的な、いわゆる仮面様顔貌(目を大きく見開きまばたきが少ない、上唇が突き出ている、これらの表情に変化が乏しい)は、顔面筋の筋強剛によるものとされる。

・ 無動、寡動(akinesia, bradykinesia)
動作の開始が困難となる。また動作が全体にゆっくりとして、小さくなる。仮面様顔貌(瞬目(まばたき)が少なく大きく見開いた眼や、表情に乏しい顔貌)、すくみ足(歩行開始時に第一歩を踏み出せない)、小刻み歩行、前傾姿勢、小字症、小声症などが特徴的である。ただし床に目印となる線などを引き、それを目標にして歩かせたり、障害物をまたがせたりすると、普通に大またで歩くことが可能である(kinésie paradoxale、逆説性歩行、矛盾性運動)。

・ 姿勢保持反射障害(postural instability)
バランスを崩しそうになったときに倒れないようにするための反射が弱くなる。加速歩行など。進行すると起き上がることもできなくなる。

非運動症状

自律神経症状として便秘、垂涎などの消化器症状、起立性低血圧、食後性低血圧、発汗過多、あぶら顔、排尿障害、勃起不全などがある。

精神症状としては、感情鈍麻 (apathy)、快感喪失 (anhedonia)、不安、うつ症状、精神症候(特に幻視)、認知障害を合併する場合が多い。感情鈍麻はパーキンソン病のうつ症状に合併することが多いが、単独でも現れる。うつ症状はパーキンソン病の精神症候の中で最も頻度の高い症候とされてきたが、実際の頻度については定説がない。最も用いられている数値は約40%である。幻視も頻度の高い精神症候である。この症候は抗パーキンソン薬による副作用と考えられてきたが、近年ではそれだけでなく、内因性・外因性の様々な要素によって引き起こされるとする考え方が有力になっている。以前は特殊な例を除き認知障害は合併しないといわれていたが、近年では後述のように認知障害を伴うパーキンソン病の例が多いとみなされるようになっている。

無動のため言動が鈍くなるため、一見して認知症またはその他の精神疾患のようにみえることもあるが、実際に認知症やうつ病を合併する疾患もあるため鑑別を要する。

また、病的賭博、性欲亢進、強迫的買い物、強迫的過食、反復常同行動、薬剤の強迫的使用などのいわゆる衝動制御障害がパーキンソン病やむずむず脚症候群に合併することが知られるようになっている。
パーキンソン病の診断基準

(1)自覚症状

A:安静時のふるえ(四肢または顎にめだつ)

B:動作がのろく拙劣

C:歩行がのろく拙劣

(2)神経所見

A:毎秒4~6回の安静時振戦

B:無動・寡動:

a: 仮面様顔貌

b: 低く単調な話し方

c: 動作の緩徐・拙劣

d: 姿勢変換の拙劣

C:歯車現象を伴う筋固縮

D:姿勢・歩行障害:前傾姿勢

a: 歩行時に手の振りが欠如

b: 突進現象

c: 小刻み歩行

d: 立ち直り反射障害

(3)臨床検査所見

A:一般検査に特異的な異常はない

B:脳画像(CT、MRI)に明らかな異常はない

(4)鑑別診断

A:脳血管障害のもの

B:薬物性のもの

C:その他の脳変性疾患

診断の判定 (次の1~5のすべてを満たすものをパーキンソン病と診断する)

1. 経過は進行性である。

2. 自覚症状で、上記のいずれか一つ以上がみられる。

3. 神経所見で、上記のいずれか一つ以上がみられる。

4. 抗パーキンソン病薬による治療で、自覚症状・神経所見に明らかな改善がみられる。

5. 鑑別診断で上記のいずれでもない。

参考事項

(診断上次の事項が参考になる)

1. パーキンソン病では神経症状に左右差を認めることが多い。

2. 深部反射の著しい亢進、バビンスキー徴候陽性、初期から高度の痴呆、急激な発症はパーキンソン病らしくない所見である。

3. 脳画像所見で、著明な脳室拡大、著明な大脳萎縮、著明な脳幹萎縮、広範な白質病変などはパーキンソン病に否定的な所見である。
パーキンソン病の重症度分類
ヤールの重症度分類・・・治療方針を立てるとき、公費負担の申請をするときに必要な分類です。
ヤールの分類で3度以上になると、医療費の補助が受けられます。

1度: 症状が片方の手足のみの状態で日常生活への影響はまだ極めて軽微。

2度: 症状が両方の手足にみられるが、まだ障害は軽く、日常生活は多少の不自由はあっても従来通り可能であり、歩行障害はないかあっても軽微である。

3度: 症状が両方の手足にみられ、典型的な前屈姿勢、小刻み歩行がみられる。日常生活は自立しているが、職種の変更などかなりの制約をうけている。

4度: 両方の手足に強い症状があり、歩行は自力では不可能であるが、支えてもらえば可能である。日常生活でもかなりの介助を要する。

5度: ベッドまたは車椅子の生活で、ほとんど寝たきり。全面的介助を要する。

治療

薬物療法

早期

・パーキンソン病治療の基本薬はL-ドパとドパミンアゴニスト。

・L-ドパによる運動合併症が起こりやすい若年者は、ドパミンアゴニストで治療開始する。

・高齢者および認知症を合併している患者は、ドパミンアゴニストによって幻覚・妄想が誘発されやすく、運動合併症の発現は若年者ほど多くないのでL-ドパで治療開始して良い。

・75歳以上であれば高齢者としてL-ドパによる治療を行い、70~75歳は生活年齢で判断する。

・麦角系ドパミンアゴニストは心臓弁膜症、間質性肺炎など重篤な副作用を起こすため、新たに投与を開始する場合は非麦角系を選択する。

・改善が不充分と判断するためには、副作用がない限りドパミンアゴニストは許可されている最高維持量まで、L-ドパは600mg(DCI併用)まで使用する。

進行期

・L-ドパの効果が短くなって、次の服薬の前に薬効が切れるwearing-off現象が出現する。

・OFFを回避するためにL-ドパを過剰に服薬すると、ドパミン受容体が過剰に刺激されてジスキネジアが出現する。

・ジスキネジアが無ければMAO-B阻害薬のセレギリンを追加する。

・ジスキネジアのあるときはL-ドパの1回量を減らして服薬回数を増やし、まだ使用していなければドパミンアゴニストを追加する。

・ジスキネジアに対してはアマンタジンが有効なことがある。

パーキンソン病治療薬

ドパミン作用を高める薬剤

・脳にドパミンを補う薬剤

L-ドパ(ドパ脱炭酸酵素でドパミンに変換される)

L-ドパのみの製剤 (ドパール、ドパストンなど)

L-ドパにドパ脱炭酸酵素阻害薬を配合した薬剤 (メネシット、ネオドパストン、マドパー、ECドパール)

・脳のドパミンの利用を高める薬剤 (モノアミン酸化酵素Bを阻害、ドパミンの代謝を阻害する)

セレギリン(エフピー錠)

・L-ドパの利用を高める薬剤 (カテコール-O-メチル転移酵素阻害、血液中のL-ドパ濃度を長く保つ)

エンタカポン(国内未発売)

・脳のドパミン遊離促進薬(またはグルタミン酸受容体阻害薬)

アマンタジン(シンメトレル)

ドパミン受容体を直接刺激する薬剤(ドパミンアゴニスト)

・麦角系

ブロモクリプチン(パーロデル)

ペルゴリド(ペルマックス)

カベルゴリン(カバサール)

・非麦角系

タリペキソール(ドミン)

プラミペキソール(ビ・シフロール)

ロピニール(国内未発売)

・抗コリン薬(脳のアセチルコリン作用を阻害する薬剤)

トリヘキシフェニジール(アーテン)

その他

・ノルアドレナリンを補充する薬剤

ドロキシドパ(ノルエピネフリンの前駆物質、ドパ脱炭酸酵素でノルアドレナリンに変換される)

(ドプス)

外科療法

・視床VL,Vim核、淡蒼球内節、背側視床後部、不確帯尾側部、視床下核に電極を埋め込む深部脳刺激術 (Deep brain stimulation therapy, DBS) を行う。

・外科療法の適応となるのは、L-ドーパによる治療効果があり、治療が十分に行われたがADLに障害をきたしている場合である。

・認知障害、著しい精神症状がある場合、重篤な全身疾患がある場合には適応除外となる。

参考文献:厚生省特定疾患・神経変性疾患調査研究班

パーキンソン病と関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症)の療養手引き

厚生労働科学研究費補助金難治疾患克服研究事業 神経変性疾患に関する調査研究班


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日本初、経皮吸収型パーキンソン病及びレストレスレッグ症候群の治療薬が登場 

【Q Life 2013.4.11掲載】

国内に14万人の患者さんがいるといわれているパーキンソン病は、病状が進行すると薬剤を服用していても夜間や早朝にその効果が切れてしまい、日常生活に影響を及ぼすことがあります。こうした患者さんの悩みにこたえる、経皮吸収型ドパミンアゴニスト製剤「ニュープロパッチ」が新たに発売になったことを受け、セミナーが開催されました。(大塚製薬株式会社主催)今回は、坪井義夫先生(福岡大学病院医学部 神経内科学教室教授)の「パーキンソン病の病態と治療について」をテーマに行われた講演内容をご紹介します。

パーキンソン病とは?

 パーキンソン病とは、脳内の中脳という場所の黒質という部分の神経細胞の数が減ることを原因とした病気です。この神経細胞が作るドパミンが不足することにより症状が起こります。発症年齢のピークは55歳~77歳で、比較的高齢者に多いと言えます。現在、日本では14万人の患者さんがいると言われていますが、高齢化にともない今後患者数が増えることが予想されています。主な症状は、体の動きが鈍くなったり、起き上がりや立ち上がりや方向転換がおそくなる無動・動作緩和や、座っているときに手がふるえるなどの安静時振戦や、前かがみになったり、歩幅が小さくすり足になるなどの姿勢・歩行障害や、前屈姿勢があります。たいていの患者さんでは薬物療法を行うと、発症してから10年経過しても生活や活動に制限がかかるものの、一部の介助や介護で生活が可能です。
 「治療の基本は、早期より充分な治療を行うことです。初期治療は、基本的にドパミンアゴニストとL-DOPAそれぞれの特性を活かしたコンビネーション治療をします。パーキンソン患者さんは早期にはドパミン治療が効果を示しやすいので、この時期に充分な治療を行います。」と、坪井先生。しかし、発症してから徐々に時間が経つとウェアリング・オフといって薬が効いて症状が良くなった状態と、薬が効かず症状が悪くなる状態を繰り返し、運動合併症(ジスキネジア:自分では止められない不随意運動)を起こすようになります。坪井先生、「ウェアリング・オフは、パーキンソン病患者さんにとって避けられない合併症です。発症後5年経過するとほとんどの患者さんに何かしらのウェアリング・オフの症状が現れることが分かっています。ですので、患者さんのQOL維持のためにも、症状が出始めたら早めの対策をする必要があります。」

経皮吸収型ドパミンアゴニスト製剤への期待

 運動合併症を抑えるには、一日を通じて薬剤の血中濃度を維持し、薬が効いている状態を保つ必要があります。今回、新しく登場したドパミンアゴニストの貼付剤は、一日一回貼るだけで、24時間安定した血中濃度を持続します。「より持続刺激に近い血中動態をするため、運動合併症に対する効果が期待できます。また、L-DOPAと併用することで運動症状の改善やウェアリング・オフの時間の短縮、症状の改善も期待できます。」と坪井先生。さらに、パーキンソン病の患者さんは、夜間から早朝にかけて経口薬の薬効が不足し、寝つきの悪さや、むずむず脚、寝返りがうてない、トイレが近いなどの症状があることもわかっており、夜間の症状も決して無視できません。今後、ドパミンアゴニストの貼付剤はこうしたあまり注目されてこなかった夜間・早朝症状の改善にも効果が期待されています。
 坪井先生、「もちろん、薬物治療だけでなく、食事に気を付けて栄養を保持したり、リハビリテーションの機会を持ち、歩いたり運動をしたりして、体力や脚の筋力を維持することも重要です。」と締めました。

 パーキンソン病は、要介護状態となりやすいですが、病気そのもので死に至ることは少なく、そのため発症後は付きあっていかなければいけない病気です。新たな治療薬が出たことで、パーキンソン患者さんのQOLが改善され、介護者である家族の負担も軽減されることを期待したいと思います。

<http://www.qlife.jp/square/events/story34316.html>



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大変ご無沙汰しております 

当ブログへお越しの皆様。
管理人の99.99Mbpsです。

大変ご無沙汰しておりまして誠に申し訳ございません… 。
☆イチロー様にご寄稿いただいている連載記事を除けば、私が最後に更新したのは4月9日が最後になりますので約2ヶ月管理人不在となってしまいました。

ではこの間一体何をしていたのかというと、

「仕事をしておりました」

いやー、どうにもなりませんでした。
忙しいとか忙しくないとかじゃなくてもう途中から何してのかわかんなくなってきました(笑)

実は私の仕事は世の中が決算シーズンに入ると忙しくなる性質がありまして、 4月というのは例年業務負荷が上がるもんなんですけど、今年はもうとんでもないことになっておりまして。
景気が回復して来た影響なのか何なのか知らないですが、どの会社様もかなり数字にナーバスになってるような感じで各種問い合わせやサポートの依頼などが年々大きく上回ってしまい、お薬飲んであちこち呼びつけられて参りました。

ようやく今月末で人心地ついた感じですので、またぼちぼち更新してまいりたいと思っております。
また、更新が止まっている間も毎日のように「今日は上がってるかな? 」と立ち寄り続けてくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。
まだ今後の事は特に考えていないですが、何かまた役に立つの情報を提供できるような記事を上げてまいりたいと思いますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

取り急ぎ、休眠期間中にあったパーキンソン病関連の主な記事をアップします。比較的大きなニュースがいくつかありますのでご存知かと思いますが一通りご確認頂ければと思います。

99.99Mbps



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★私が実践している健康法★⑧【自分の体に、「ありがとう」と言ってみる】 

この度、こちらのブログを管理されている99.99Mbpsさんに、大変、貴重な機会をいただき、「私が実践している健康法」というテーマで、記事を投稿させていただいております、☆イチローと申します。
今回は、その第8回目の連載となりますが、【自分の体に、「ありがとう」と言ってみる】ということについて、また少し、お話しさせていただきます。

私は、人の心と体には、状態を良くする無数のスイッチがあると思っています。
例えば、呼吸のスイッチ。
体を動かすスイッチ。
気分を良くするスイッチ。
イメージのスイッチ。
言葉のスイッチ。
などなど…。 

それで、一つの体を元気にする超簡単なお遊びとして(笑)、
よろしかったら、次のようなことを行ってみて下さい。

まず、1つの光の玉をイメージして下さい。
大きさ、色、明るさなどは、自由です。

でも、どうせなら、最高に気持ちの良い玉が良いですね。

その玉が次第に動き出します。

足の裏から体に入り、
体を上ってゆき、
登頂から出ます。

元気な玉です(笑)。

そして、体の前側を降りてゆき、
また、足の裏から体に入ります。

そして、そうやって、玉を回してゆきます。

心地の良いスピードで、どんどん回してみて下さい。

たくさん回してゆくことにより、ますます心は高揚し、
体にエネルギーが充足されてゆきます。

慣れてきたら、もっと高速で回してみて下さい。

玉はますます強力に光輝きます。
光の色も、ますます気持ちの良い色に変わってきます。

しばらく、その心地よさを、味わって下さい。

次に、玉に代わりに、「感謝」という文字を、
同じように回してみて下さい。

立体的な「感謝」という文字が、3D映像のように、ぐるぐる回ります。

大きさ、色、明るさなどは、自由です。
でも、どうせなら、最高に気持ちの良い「感謝」が良いですね。

心地の良いスピードで、どんどん回してみて下さい。

光の玉のときと比べてどうでしょうか。
その違いを、味わってみて下さい。

次は、体に「ありがとう」と、声をかけてみて下さい。

いきなり、全身に、ということではなく、パーツごとに声をかけてあげるのが、良いと思います。

右の手の平とか、右手の親指とか。

自分に、ではなく、あたかも庭に咲く花を愛でるかのように、「ありがとう」と言ってあげて下さい。

花は、優しく声をかけられると、早く咲いたり、長く咲いたり、美しく咲いたりするそうですが、私たちのボディでも、同様のことが起きたりします。

非常に微妙な感触ですが、ゆったりと、その変化を、味わってみて下さい。

如何でしたでしょうか(笑)。

イメージのスイッチや言葉のスイッチが、少しで入った体験となりましたら幸いです♪

以上が、【自分の体に、「ありがとう」と言ってみる】についてのお話でした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、【聖なる方法で薬を飲む~】を予定いたしております。

どうぞ楽しみに、お待ち下さい。

それでは、ここ数日は暑い日が続いていますが、どうぞますますお元気でお過ごし下さい。

☆イチローでした^^

category: ★私が実践している健康法★

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★私が実践している健康法★⑦【「30秒で首がほぐれてしなやかになる」簡単運動です】 

この度、こちらのブログを管理されている99.99Mbpsさんに、大変、貴重な機会をいただき、「私が実践している健康法」というテーマで、記事を投稿させていただいております、☆イチローと申します。

今回は、その第7回目の連載となりますが、【「30秒で首がほぐれてしなやかになる」簡単運動です】ということについて、また少し、お話しさせていただきます。

昨夏のある日、3時のお茶をしているとき、フジテレビの、知りたがり!

http://www.fujitv.co.jp/shiritagari/index.html

という情報番組で、「夏の肩こり、首こりに速攻で効く」簡単な体操を紹介していました。

こちらです♪

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=nt5ERNh0Qko

また、この「あべこべ体操」の公式HPは、こちらとなります。

http://abekobe.jp/

本当に簡単な運動でしたけど、けっこう、こりが取れましたよ!!
よろしければ、お試しになってみて下さいね♪

以上が、【「30秒で首がほぐれてしなやかになる」簡単運動です】についてのお話でした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、【自分の体に、「ありがとう」と言ってみる】を予定いたしております。

どうぞ楽しみに、お待ち下さい。

それでは、この記事がUPされる頃には、GWも終盤を迎えていると思いますが、どうぞますます充実した休日をお過ごし下さい。

☆イチローでした^^

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