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パーキンソン病はこわくない

若年性パーキンソン病に罹患した筆者が綴る悲喜交々

【再掲】パーキンソン病、日本発の新薬と他の薬を併用 効果長持ち(※記事全文掲載) 

【日本経済新聞WEB刊 2013.7.8掲載】

手足が震えたり動作が緩慢になったりするパーキンソン病は、進行すると歩き方がぎこちなくなり、日常生活にも支障をきたす。根本的に治す治療法はないが、症状をできるだけ長く抑える新薬の登場が相次いでいる。従来とは作用の仕方が違う薬が世界に先駆けて日本で使えるようになり、治療の選択肢も広がってきた。ただ、薬の効き方や症状の個人差が大きいことも同病の特徴だ。自分にあった治療ができるように主治医とじっくり相談したい。

 「新薬は従来の薬と一緒に使え、治療の選択肢が増えるので朗報」。患者会「全国パーキンソン病友の会」(東京・中野)で会計を担当する桜井時男さん(77)はこう話す。8年前に発症し、複数の薬を飲みながら毎日同会に通勤する。

 新薬とは5月に発売された「イストラデフィリン(商品名ノウリアスト)」。ほとんどの患者が使っている基本の薬「L―ドーパ」とは違う物質を標的にして症状を抑える。「従来薬を増やしたくても副作用の懸念で増やしにくかった患者に使いやすいだろう」と新薬治験の助言をしていたリハビリテーション花の舎病院(栃木県野木町)の近藤智善院長は話す。

 パーキンソン病は脳の黒質という部分で、運動の指令にかかわる神経伝達物質ドーパミンを作る神経細胞が減って起こるとされる。患者の9割は原因不明。50~65歳での発症が多く、国内の患者数は約15万人。高齢になるほど発症しやすくなるため、患者数も増えている。

 治療は、ドーパミンを補充する「L―ドーパ」の服用が主体。よく効く薬だが、何年か使い続けると効果の持続時間(オン)が短くなり、効果が切れて動きにくいなどの症状が出る(オフ)時間が出てくる。服用量を増やすと、自分の意志とは無関係に手足が動くジスキネジアという症状が出やすく「増やすのには限界がある」(近藤院長)。

■バランス整える
 このためドーパミンの働きを補う「ドーパミンアゴニスト製剤」を併用することも多いが、効果を持続させるのは限度があり、幻覚などの副作用の心配も出てくる。

 治療期間が長くなると多くの患者は1日に何度かある薬の効果切れに悩まされる。「怖くて外出を控えたり、夜間や早朝にトイレに間に合わなくなったりするなどで困る患者は多い」(桜井さん)のが現状だ。

 新薬はドーパミンとは作用が違うアデノシンという物質の働きを抑制し、減ったドーパミンとのバランスを回復させて運動機能を改善させる。臨床試験では1日1回服用すると、「L―ドーパ」が効かなくなるオフ時間が1日平均約1時間短くなった。臨床試験に参加したほとんどの患者は、「L―ドーパ」を含めた複数の薬を併用していたため、既存薬と一緒に使える薬だという。

 約2500人を治療する順天堂大学順天堂医院では、新薬を使った治療を開始。服部信孝教授は「確実にオフ時間は短くなっている」と手応えを感じている。「L―ドーパ」や「ドーパミンアゴニスト製剤」で効果が不十分になった場合に使いやすいという。

 新薬は協和発酵キリンが日本で治験をして発売したため、まだ日本の患者しか使えない。既存薬にない新しい作用の仕方をする薬だけに、使い方を模索しながら検証していく。「日本生まれの薬がパーキンソン病の新しい治療法として世界に普及するかもしれない」(服部教授)という。

 このほかにも、2010年以降、効果の持続を目指した薬が相次いで登場している。1回の服用で効果が長く続く徐放性のドーパミンアゴニスト製剤が増加。2月には皮膚に貼るタイプも発売された。仕事中に薬が切れて動けなくなるなどの緊急時のために自分で注射して効果が約1時間続く薬も使えるようになった。このほか手術療法もある。

■使い分け重要に
 治療の種類が増えたことで、服部教授は「うまく選びながら治療し続ければ、発症してから15~20年は元気に日常生活を過ごせるようになった」と話す。もうひとつ最近、海外で実施されている臨床試験の結果から、パーキンソン病と診断されたらできるだけ早期に治療を始めたほうが、病気の進行がゆるやかになり、症状の経過が良いことがわかってきた。

 ただ、パーキンソン病の患者の症状は千差万別。薬の効き方や副作用の出方も個人差が大きい。服部教授は「薬の使い分けがカギ。何でも相談できて納得できる治療法を探してくれる主治医を見つけることが大切」と助言する。

<http://www.nikkei.com/article/DGXDZO56964070U3A700C1EL1P01/>

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ノバルティスファーマ、パーキンソン病用配合薬の国内承認を申請 

【ナースの転職知恵袋 2013.7.3掲載】

「ELC200」の国内承認を申請

ノバルティス ファーマ株式会社は、「レボドパ」と「カルビドパ」水和物、「エンタカポン」からなる配合剤ELC200(開発コード)について、パーキンソン病で症状の日内変動、いわゆるwearing-off現象が認められる場合を適応症とする、製造販売承認の申請を6月27日付で行ったと発表した。

レボドパはドパミンの前駆体。パーキンソン病の治療において、脳内で不足したドパミンを補充するために用いられ、経口投与が中心となっている。その際、レボドパの末梢での代謝を阻害し、より効率的に脳内へ移行させる目的から、カルビドパなどのドパ脱炭酸酵素阻害薬(DCI)を配合した薬剤が用いられることが一般的だ。

しかし、パーキンソン病患者では、疾患の進行に伴い、wearing-off現象のon時間であるレボドパの薬効持続時間が短縮し、次の服薬前に効果が消失してしまうようになることが多い。これにより、日常生活に制限が生じ、苦しむ患者が多いため、この改善が目下大きな課題となっている。

服薬負担を減らし、メリットを増加

このwearing-off現象改善のためには、レボドパを代謝する勝てコール-O-メチル基転移酵素(COMT)を阻害することが有効であり、この阻害薬がエンタカポン(製品名:コムタン錠)である。先の配合薬と、このエンタカポンとの併用療法の有効性は、日本神経学会による「パーキンソン病治療ガイドライン2011」でも評価されている。

だが、このように併用療法等を実施すると、どうしても服薬回数は増加し、1回に服用する薬剤数も増えてしまう。パーキンソン病患者では、嚥下機能の低下もみられ、病気が進行した患者では、治療薬の嚥下負担が問題となってしまう。

そこでELC200は、レボドパとDCIの配合剤とエンタカポン単剤を併用した場合と同等の効果を1剤で得られるように開発された。wearing-off現象の改善効果を得ながら、1回あたりに服用する薬剤数を減らし、患者の服薬時の負担を減らすことにつながることが期待されている。

なお、この3成分配合薬は、フィンランドのオリオン・ファーマ社が創製・開発し、ノバルティス ファーマ社が導入した薬剤という。国内ではノバルティス ファーマ株式会社が開発を行っており、海外では「Stalevo」の製品名により、2003年に米国で承認されて以降、世界90カ国で承認されている(2013年4月現在)そうだ。
(株式会社エスタイル)

<http://column.nursejinzaibank.com/detail/2964>

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