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パーキンソン病はこわくない

若年性パーキンソン病に罹患した筆者が綴る悲喜交々

追いつけ!追い越せ!99.99Mbps(笑) 

毎度毎度の後手後手ですが…

とりあえず2016年昨年までの主だったニュースをアップしました。
個人的に昨年を振り返ってみて感じた事をちょっと箇条書きしておきます。

・おそらく現時点で最も根治治療に近いと思われるiPS細胞治療関連の進展に少し踊り場感が出てきたこと。
・新薬の承認競争に歯止めがきかない製薬業界の合併時期が相次ぎ生き残りをかけた患者不在の弱肉強食医療ビジネスに拍車がかかっ てきていること。
・さんざん大騒ぎしたデュオドーパの導入後、臨床現場における実施患者の悲鳴が全く報道されていないこと。
・パーキンソン疾患の著名人の訃報が目立ったこと。

今年こそパーキンソン病治療の黎明の年になることを祈って止みません。


って、もう4月だぞ!ってか?(笑)
99.99Mbps

category: 【筆者雑感】

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チンパンジーのiPS研究 ヒトの病気に生かせるか 

<東京新聞 2016.12.31 掲載>

チンパンジーの人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使ってヒトの病気の治療法などを探る研究を、京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)のグループが二〇一七年に本格化させる。ヒトとの遺伝子の差が約1%しかないのに、チンパンジーはがんやアルツハイマー病をほとんど患わない。iPS細胞を使うことで、ヒトとチンパンジーの細胞や組織を詳細に比較し、この秘密に迫る計画だ。 (森耕一)
 iPS細胞は〇六年にマウス、〇七年にヒトで作製されて再生医療研究が進んでおり、一三年にはチンパンジーでもiPS細胞作製が報告された。世界的に始まったばかりのサルなどの霊長類のiPS細胞研究に、霊長研の今村公紀助教(35)は初期から携わる。今村助教と大学院生の北島龍之介さん(25)は飼育する四頭のチンパンジーからiPS細胞を作って研究環境を整え、今年は世界で初めてニホンザルのiPS細胞の作製にも成功した。
 グループでは特に脳に注目する。これまでマウスなどの実験動物以外では、生きた動物の脳細胞を得ることは難しかったが、iPS細胞からは脳の神経細胞や組織を培養し、発生過程も詳しく観察できる。
 アルツハイマー病では、脳にタンパク質のごみが蓄積して神経細胞が死に、認知症になるが、チンパンジーではこの蓄積がほぼ見られない。今村助教は「神経細胞の研究が可能になったことで、なぜチンパンジーで病気が起こらないのかわかるかもしれない」と話す。京大iPS細胞研究所でアルツハイマー病の再生医療を研究するグループとも連携して研究計画が進む。チンパンジーではがんも極めて少ないことから、今村助教らは脳腫瘍でも同様の研究を進めたい考えだ。
 ヒトの進化の鍵になった遺伝子の特定を目指す、スケールの大きな研究もある。ヒトとチンパンジーは遺伝子が約99%一致するが、ヒトの脳がチンパンジーより約三倍大きい点で異なる。これが高度な言語や文明の形成につながったと考えられる。今村助教は「ヒトとチンパンジーの脳が発生する過程を遺伝子レベルで分析し、脳を大きくする指示を出すような遺伝子を見つけられるかもしれない」と話す。
 富山県高岡市出身の今村助教は金沢大を卒業後、京大大学院などでノーベル医学生理学賞受賞者の山中伸弥教授の研究室に所属し、iPS細胞の発見を間近に見た。「山中先生から独自の研究分野をつくることの大切さを学んだ。霊長類のiPS細胞研究という自分の分野を確立したい」と話している。
 <iPS細胞> 皮膚や血液などに数種類の遺伝子を導入することで、体内のほぼすべての細胞に変化できる「万能細胞」になる。京都大の山中伸弥教授が2006年にマウス、07年にヒトでの作製に成功し、12年にノーベル医学生理学賞を受賞した。現在、網膜の難病やパーキンソン病、脊髄損傷などでiPS細胞を使った再生医療の研究が進む。

<http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201612/CK2016123102000100.html>

category: 【報道・記事】

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アメリカでは承認された「震え」の治療、改善の反面に副作用も 76人の試験から 

<MEDLEY 2016.12.18 掲載>

手の震えはパーキンソン病などでも現れますが、原因不明の場合もあります。症状が重い場合は食事や字を書くなどの動作がしにくくなります。治療として超音波を使って脳を手術する方法が試されました。

本態性振戦に対する集束超音波視床手術

原因不明の震え(本態性振戦)に対して超音波を使った脳手術を試した研究を紹介します。

この研究では、MRガイド下経頭蓋集束超音波治療の効果と安全性が検討されています。

脳の中でも視床(ししょう)という部分は、体をなめらかに動かす機能に関わっています。ここで試された治療では、超音波を利用して視床の一部の組織を微量に破壊します。頭の外から超音波を脳まで届かせることができるので、頭を開く手術はしません。正確に狙いをつけるために脳のMRIで場所を決めます(MRガイド)。

中等度から重度の本態性振戦があり、2種類以上の薬を試しても効果が現れなかった人76人が対象とされました。

対象者はランダムに、超音波手術をするグループ56人と、偽の超音波手術をするグループ20人に分けられました。



震えが改善、36%に歩行障害

治療から次の結果が得られました。

手の振戦スコアは、偽治療のあと(ベースラインの16.0から3か月時点で15.8)に比べて集束超音波視床手術のあとで改善した(ベースラインの18.1から3か月時点で9.6)。平均値の変化において群間の差は8.3ポイント(95%信頼区間5.9-10.7、P<0.001)だった。視床手術群の改善は12か月時点でも維持されていた(ベースラインからの変化7.2ポイント、95%信頼区間6.1-8.3)。
治療から3か月後に、超音波手術をしたグループでは、震えの症状を判定するスコアが平均18.1から9.6に改善しました(数字が大きいほうが重症、最大32)。治療から12か月後にも改善が見られました。

副作用について次の結果がありました。

視床手術群で起こった有害事象として、歩行障害が患者の36%に、知覚異常または感覚鈍麻が38%に起こった。12か月時点でも有害事象のうち歩行障害は患者の9%に、近く以上または感覚鈍麻は14%に持続していた。
副作用の可能性があることとして、36%の人に歩行障害が現れ、9%の人では治療から12か月後にも歩行障害が続いていました。



新治療はアメリカで承認済み

超音波手術の効果を示す結果が報告されました。ここで試された治療用の機器は、2016年7月11日に米食品医薬品局(FDA)から承認されています。日本ではまだ承認されていません。

報告では手の震えが改善したとされる一方で、歩行障害など副作用が疑われる結果もありました。この治療法が今後広まっていくかどうかは、今後の実績と評判によります。

手が震えて食事もしにくくなったとき、この治療を使ってみたいと思いますか?

<https://medley.life/news/item/58365b3b745f1906048b4579>

category: 【報道・記事】

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パーキンソン病の診断にもPMCA法は有用‐健常人と他の神経疾患患者の標本を調べ、感度88.5%特異度96.9% 

<日経メディカル 2013.12.26掲載(抄)>

プリオン病を引き起こす異常プリオン蛋白質を検出するために開発されたprotein misfolding cyclic amplification(PMCA)法が、パーキンソン病(PD)の生化学的診断にも役立つことが示唆された。米Texas大学のMohammad Shahnawaz氏らは、折りたたみが異常になったαシヌクレイン(αSyn)を検出するPMCA法を開発し、PD患者の脳脊髄液(CSF)に適用したところ、感度は88.5%、特異度は96.9%になった。研究結果は、JAMA Neurology誌2016年12月5日に報告された。

<http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/201612/549512.html>

category: 【報道・記事】

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Gut microbes may play a role in Parkinson's disease 

(2016.12.3 POPULAR SCIENCE 掲載)

Many people with Parkinson’s disease also experience digestive symptoms (like constipation) for some time before their diagnosis. But until recently, research on the degenerative disease and how to treat it has focused on understanding how Parkinson’s works in the brain.
In a new study out this week in the journal Cell, researchers at Caltech found that changes in the type and number of microbes in a person’s gut may help determine whether they will go on to develop Parkinson’s. This new understanding of the disease could help researchers find better ways to treat it.
Previous studies on the gut microbiome—the collection of bacteria inside a person’s intestine—found that people with Parkinson’s disease had significantly different bacterial communities than those without the condition. But it was still unclear what microbes played a role in the illness and how. To figure this out, researchers took human gut microbes from both people with Parkinson’s disease and from healthy individuals, then transplanted them into mice being raised in a germ-free environment. These mice were also predisposed to over-express the human protein α-synuclein, which is what causes the plaque build-up characteristic of the degenerative disease.
The mice that received microbes from the Parkinson’s patients showed more loss of motor control (a common symptom of the disease) than the ones who got microbes from healthy people. This is the first time researchers have seen Parkinson’s worsened in mice by way of associated gut microbes. While scientists still aren't certain exactly which microbes associated with Parkinson's are actually tied to these symptoms – or how that connection might work – the study adds evidence that bacteria do play a role.
“This study is really a stand out in microbiome research,” says Justin Sonnenburg, a professor of microbiology and immunology at Stanford Medical School who wasn’t involved in the new study. The experiments, he says, clearly show that microbes could play a causal role in Parkinson’s disease, at least in a mouse model.
But that's an important distinction, Sonnenburg cautions. As is the case in all mice studies, these results might not translate to human health. And even if human patients are similarly effected by these microbes, we still have no idea how the connection works. There may be other crucial components of the disease left for scientists to uncover.
In the future, researchers plan to analyze the gut microbiomes of people with Parkinson’s to figure out which microbes could be involved. If they can be identified – and if these microbes are truly as integral to the disease as this study suggests – then perhaps targeted probiotics or dietary changes could one day help to treat or prevent the disease.

http://www.popsci.com/microbes-in-your-gut-may-play-role-in-developing-parkinsons-disease

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【長尾医師の平成人間臨終図鑑】永六輔さんの“大往生”に見る肺炎と老衰のあいだ 

〈zakzak掲載 2013.10.13〉

日本のテレビ界でのパイオニアでもあり、『大往生』というベストセラーも出された永六輔さんが今年の七夕の日に亡くなられました。

 83歳でした。長年パーキンソン病を患っており、リハビリを続けながら仕事をしていましたが、今年1月に圧迫骨折で入院、手術。その後、自宅療養をしていましたが誤嚥性肺炎などを起こし、体力が次第に衰えていきました。死因はパーキンソン病ではなく、肺炎となっています。担当医は「死因は肺炎だが、老衰と言ってもいい」とコメントしています。

 肺炎は日本人の死因の第三位で、全死者の約10パーセント弱を占めています。しかし、永六輔さんのようにほかの病気を患っていても、あるいは、がんや心筋梗塞であっても死因を「肺炎」とするケースが多いように思います。

 新聞の片隅には、毎日のように著名人の死亡記事が載りますが、生前に伝えられていた病名と、記事として報道されている死因が違っていて、おや? と首を傾げたことが皆さんにもあるのではないでしょうか。これはなぜでしょう?

 そういえば、永六輔さんの後を追うようにして亡くなった、大橋巨泉さんは咽頭がんと闘っていましたが、死因は、「急性呼吸不全」と書かれていました。

 お二人はもしかしたら、パーキンソン病やがんという病名を残したくないとう意図もあったのでしょうか。

つまり死因とは、医学的なものであると同時に社会的なものでもあります。

 医師が書く死亡診断書には死因を書く欄があります。死因とは、死亡の原因のことで、原死因とも言われます。原死因とは世界保健機構(WHO)によれば「直接死亡を引き起こした一連の事象、起因した疾病・損傷」と定義されています。つまり末期がんの人が最終的に肺炎を起こしても原死因は、「がん」と記載されることになっています。人口動態調査や死亡統計は死亡診断書に書かれた病名から作成されています。

 では、死亡診断書に書かれる原死因は医師によって見立てが変わることがあるのでしょうか? あくまで私見ではありますが、「変わる」と思います。その理由として3つ挙げてみましょう。

 まずは医師による見解の違いです。末期がんに併発した肺炎を治せればもう少し生きられたと考える医師は、がんではなく肺炎を原死因と考える場合があり得ます。

 次に、社会的影響を考える場合です。たとえばがんという病名を公表されて欲しくないと家族から要望される場合があります。理由はいろいろですが、がん家系や遺伝性のがんの場合、それは遺族にとっては世間にあまり知られたくない個人情報であるという考え方もあります。最近の新聞の死亡欄には病名が一昔ほど詳細には書いてありません。

 3番目には在宅看取りの場合は、肺炎と書くか、老衰と書くべきか迷う場合がよくあります。「肺炎」と書くと遠くの家族から「なんだ、肺炎も治せなかったか、入院すれば治せたのではないか」と言われ後味が悪くなることを懸念する場合があります。その場合は多少の「肺炎」があっても「老衰」と書く場合もあります。私は家族とよく相談してから書くようにしています。

なかには「老衰」としか言えないケースがあります。しかし最後の1日だけ熱が出て少しゼコゼコしたという場合もあり軽い肺炎を併発したこともあります。そんなことは決して稀ではなく純粋な老衰はあまり多くない、という意見もあります。また若い医師は純粋な老衰であっても「老衰」とは書きたがらない傾向があります。病院の上司から「老衰なんて病名はない」と指導されたという声も聞きました。

 一方、20年以上町医者をしている私は喜んで(?)「老衰」と書いています。家族にも「良かったですね、生き切りました。大往生、平穏死です。素晴らしいことです」と説明しています。つまり病院と在宅では「老衰」に対する認識にかなりのズレがあると思います。

 ただ私でも、まだ平均年齢に達していない人に「老衰」を書くときには迷うので家族とよく相談します。家族も「老衰」という言葉を嫌がる家族と、反対に喜ぶ家族がいます。「大往生」や「平穏死」という言葉で在宅療養を支えてこられた家族ねぎらうには「老衰」のほうが相応しい場合が多いと思います。

■長尾和宏(ながお・かずひろ) 長尾クリニック院長。1958年香川県出身。1984年に東京医科大学卒業、大阪大学第二内科入局。阪神大震災をきっかけに、兵庫県尼崎市で長尾クリニック開業。現在クリニックでは計7人の医師が365日24時間態勢で外来診療と在宅医療に取り組んでいる。趣味はゴルフと音楽。著書は「長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?」(ブックマン社)、「『平穏死』10の条件」(同)、「抗がん剤10の『やめどき』」(同)。

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20161013/enn1610131130004-n1.htm

category: 【報道・記事】

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