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パーキンソン病はこわくない

若年性パーキンソン病に罹患した筆者が綴る悲喜交々

Human iPS cell-derived dopaminergic neurons function in a primate Parkinson’s disease model 

【Nature 2017.8.31掲載】

Induced pluripotent stem cells (iPS cells) are a promising source for a cell-based therapy to treat Parkinson’s disease (PD), in which midbrain dopaminergic neurons progressively degenerate1, 2. However, long-term analysis of human iPS cell-derived dopaminergic neurons in primate PD models has never been performed to our knowledge. Here we show that human iPS cell-derived dopaminergic progenitor cells survived and functioned as midbrain dopaminergic neurons in a primate model of PD (Macaca fascicularis) treated with the neurotoxin MPTP. Score-based and video-recording analyses revealed an increase in spontaneous movement of the monkeys after transplantation. Histological studies showed that the mature dopaminergic neurons extended dense neurites into the host striatum; this effect was consistent regardless of whether the cells were derived from patients with PD or from healthy individuals. Cells sorted by the floor plate marker CORIN did not form any tumours in the brains for at least two years. Finally, magnetic resonance imaging and positron emission tomography were used to monitor the survival, expansion and function of the grafted cells as well as the immune response in the host brain. Thus, this preclinical study using a primate model indicates that human iPS cell-derived dopaminergic progenitors are clinically applicable for the treatment of patients with PD.

<http://www.nature.com/nature/journal/v548/n7669/full/nature23664.html>

category: 【報道・記事】

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ATPを調整しパーキンソン病の進行を抑制、マウスで確認 

 【京都大学 2017.8.31掲載】

 垣塚彰 生命科学研究科教授らの研究グループは、生物の活動に不可欠なエネルギー放出/貯蔵分子であるATPのレベルを維持することによって、パーキンソン病(以下PD)のような神経変性疾患で影響される脳細胞を細胞死から保護することができると考え、ATP消費を制限する化合物と、ATP生成を増加する化合物の2種類を開発しました。これらの「ATP制御薬」をPDのマウスモデルに投与したところ、PDの症状が緩和されることがわかりました。今回の成果は、ATPレベルを調整することでPDのような治癒不可能な神経変性疾患を治療できる可能性があることを示す成果です。今後他の神経変性疾患の治療への活用も期待できます。

 本研究成果は、2017年7月24日にオープンアクセス誌「EBioMedicine」に掲載されました。

研究者からのコメント

 疾患の初期段階でのATPの減少は細胞や器官の機能を低下させ、さらにATPの減少が進むと、細胞死や臓器不全をもたらすことで症状が顕在化します。今後の治療戦略として、A​​TPレベルを調整し疾患の進行を抑制させることができるかもしれません。また、障害されていない細胞の機能を回復することで症状を緩和できる可能性もあります。今後研究が進むことで、多くの治癒不能な神経疾患へ治療の道が開くことが期待されます。

概要

 人間の脳は総体重のわずか2から3%程度の重さしかないのにもかかわらず、全血流の約15%を独占し、体を循環する酸素の約20%を消費しています。すなわち、脳は機能維持のために多くのエネルギー(ATP)を必要としています。脳や中枢神経系のATPの減少は神経細胞死をもたらし、虚血性または神経変性疾患を引き起こすことが知られています。例えばPDは2番目に頻度の高い神経変性疾患であり、約1,000人に1人が発症しますが、予防薬や治療薬がありません。PDは黒質のドーパミン作動性ニューロンの細胞死によって引き起こされますが、原因はミトコンドリアの機能不全とATP減少だと考えられています。加えて、PDの患者にはドーパミン作動性ニューロンにα-シヌクレインのタンパク質凝集体であるレビー小体の存在がみられることから、α-シヌクレイン凝集体の産生とATPの減少に何らかの関係があると考えられていました。

 本研究グループは、まず細胞内のATP消費を減らすことができるKUS(Kyoto University Substances)剤を開発しました。 以前の研究で、KUS剤は網膜色素変性、緑内障、虚血性網膜疾患での網膜神経の細胞死を防止できることをマウスの生体内で確認しています。今回、クマリン由来の天然化合物であるエスクレチンが、脂肪の燃焼やミトコンドリアの産生に関わる因子であるERR(エストロゲン受容体関連受容体)のアゴニスト(作動薬)として機能し、ATP産生を増やし細胞内のATPレベルを上昇させることを発見しました。

 そして2種類のPDマウスモデルを使い、生体内でもKUS剤とエスクレチンがPDでの神経細胞死に対して保護効果をもつことを示しました。治療を受けたPDマウスモデルの神経細胞は、α-シヌクレインとCHOP(プログラムされた細胞死である、アポトーシスを誘導する転写因子)の発現レベルが修正され、ATPレベルも平常に戻りました。これらの結果から、α-シヌクレインの発現とATPレベルの低下は強い関連性があることや、レビー小体の存在は、かつてATPレベルの低下が生じていた状態があったことを示すマーカーとなりえることが示唆されました。

category: 【報道・記事】

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倫理上の問題 

いや~、いよいよ大詰めですね!

iPS治療


ここ数年の動きを見ていてももの凄いスピードで研究解明が進んできてますしね。
発症の原因と考えられるたんぱく質を特定したりとか原因遺伝子とかの解明も進んでますし、先端医療の中でも遺伝子治療と並んで最も根治治療に近いと期待されていましたからね、iPSは。

ただ、手術入院をしているときに担当の神経内科医と雑談ベースでiPSの話をしたのですが、その時に聞いたのが

医学的な部分ではなく倫理上の問題でなかなか臨床までは難しいのでは?

みたいなことを仰ってましたね。

確かに、よくよく考えてみれば「脳」ですからね。。。
網膜の移植と同じレベルでは考えられないですよね。

再生のメカニズムが保証されるレベルになったとしても脳細胞ですからねぇ・・・
人格変わってしまってもいやですしね(笑)
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iPS細胞を応用 パーキンソン病改善をサルで確認 

【NHK NEWS WEB 2017.8.31掲載】

ヒトのiPS細胞を応用して、神経の難病とされるパーキンソン病のモデルとなるサルの症状を、大きく改善させることに京都大学などの研究グループが成功し、来年度、治療法として国の承認を得るための臨床試験を実施したいとしています。

京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授などのグループは、神経の細胞が失われることで手足が震えたり、体が動かなくなったりする、難病のパーキンソン病のモデルとなるサル11頭を使って、脳の中にヒトのiPS細胞から作った神経の元となる細胞を移植して症状が改善するか観察する実験を行いました。

その結果、表情の変化や体の震えなどを点数化してパーキンソン病の症状の強さを表す指標は、当初のおよそ10ポイントが1年後に5ポイント程度になり、症状が大幅に改善したということです。

また、行動の様子を撮影して分析すると、移植したサルでは歩く時間がおよそ3倍に増えるなど運動能力も改善し、脳を調べると、移植した細胞のうちおよそ13万個が神経細胞になって働いていることがわかったということです。

iPS細胞を応用したパーキンソン病の治療をサルで行ったケースは、欧米で複数ありますがいずれも小規模な実験で、11頭のサルを使うことで有効性を科学的に示したものは初めてだとしています。

高橋教授は「治療法として国の承認を得るための臨床試験を来年度に実施したい」と話しています。

<http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170831/k10011119851000.html>

category: 【報道・記事】

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Lドーパ再び・・・(当時35歳) 

さて、アーテンを飲みながらなんとか半年ほどは日常生活を送っていたものの、徐々に薬が効かなくなります。
薬が効いている時間が異常に短くなり、さらに薬が切れたときの状態がはっきりと危険を伴う歩行になります。

この頃覚えているのは「雨」が恐怖だったこと。
傘をさして歩くなど、片手がふさがった状態で滑る道を歩くなどということは最早神業に近い所業となってきます。
一度は突進が止まらなくなり車道に飛び出しそうになったのをなんとかガードレールに突撃して防いだり、顔面からごみ集積場のフェンスに突っ込んで危うくフェンスの針金で失明しかけたこともありました。

歩行突進もそうですが、この頃にはトイレや風呂といった狭い場所での不自由も看過できないレベルになってきていました。

2005年からだったかな?確か。。。

会社と相談して通勤の難を考慮してもらい、在宅での勤務になりました。

業務的にも客先訪問が必要なコンサルティング部隊ではなくて、主に管理業務やデータの加工といった、進捗管理やデータ加工などの業務に変わりました。
なので、私なんかはまだツイているというか、恵まれてると思うんですよ。
やっぱりパーキンソン病などの神経疾患に若くして罹患した場合、実際問題何が一番問題になるってどうやって仕事を続けていくか?だと思うんです。
現に私は転職して今の会社の会社員として働いていますが、以前の仕事であったらその性質上在宅でというわけにはいきませんので。

で、話を薬に戻します。

アーテンのみでは立ち行かなくなってきてからいくつか別の薬を試しましたがどれもこれも大差なく症状の改善は見られません。
そしてついにLドーパを再度服用することになります。今度は1回半錠を朝と晩。
数年前に飲んだ時には1錠飲んでも全く変化のなかったLドーパ(ECドパール)。

ところが・・・

マジで魔法の薬でしたね。手品ですよ、手品。

飲んで数分もするとはっきりと効果が顕れ。
歩行が改善するとかそういうレベルではないんです。

完全に普通の状態です。


飲んで5分もたたないうちに全く正常な状態に戻り、半日はちょっと無理でしたがそれでも半錠で最初は4~5時間は活動できました。効果が消えるときも晩年はいきなりストンと効かなくなりましたが、当時は余韻を残しながら徐々に筋肉のこわばりが出てくる感じでしたので。

この薬の反応が出た段階で「パーキンソン病」の診断が確定します。

歩行変調が最初に生じてから約2年弱ですかね。
個人差はあるとは思いますが、私の場合逆に言えば発症して2年症状が進行した時点ではっきりとした症状が顕れたともいえると思います。

おそらくこのブログを読まれている方の中には、確定診断がつかずに「何か手掛かりは?」という思いでWebの海を彷徨いここにたどり着かれた方もいらっしゃるのではないかと思います。
ここは本当に不安ですし、確定診断も出ないと特定疾患等の制度も申請できませんので薬代だって馬鹿になりませんしね。
私も自分自身「振り返ってみるとずいぶんかかったな」という感は否めませんが、今年DBSで入院している際に同室で知り合った同病の方などは5年かかったという人もいらっしゃいましたので。

最近は早期発見の糸口になるたんぱく質の異常なども解明されているなどの報道記事も出てきています。
早期発見もそうですし、根治治療への道が早く開ければと切に祈って止みません。
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パーキンソン病の早期診断に役立つ物質 順天堂大が発見  

【日本経済新聞 2017.8.27掲載】

順天堂大学 斉木臣二准教授や服部信孝教授らは、手足が震えて転倒しやすくなるなどの症状が出るパーキンソン病について、早期診断に役立つ物質を患者の血液から見つけた。血液検査で発症前に診断できれば、治療を早めて進行を遅らせられる。島津製作所グループの島津テクノリサーチ(京都市)と実用化を目指す。

 見つけたのは「長鎖アシルカルニチン」と呼ぶ物質で、骨格を動かす筋肉の働きと関係する。40~80歳の患者約250人と健康な約80人の血液を採取し、血漿(けっしょう)に含まれる成分を分析した。早期の患者で濃度が低下していた。

 パーキンソン病は脳の内部で神経伝達物質ドーパミンを作る細胞が減って運動神経を調節できなくなる。50歳以上に多く、60歳以上では100人に1人が患うとされる。発症する5年以上前から、骨格を動かす筋肉の低下が始まることがわかっている。

<https://www.nikkei.com/article/DGXLZO20437800X20C17A8TJM000/>

category: 【報道・記事】

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アーテン(当時34歳) 

アーテンが処方されました。

当時診察の結果言われたのが、

「典型的なパーキンソン症状とは少し違うようだ」

とのこと。

ということでとりあえず、アーテンを朝と昼に2錠処方されます。

ところが・・・
このアーテンが効きます。
今振り返っても何故アーテンのみで症状が改善したのか全く見当がつかないのですが、事実歩行が正常化しました。
なんとなく、「緩む」感覚があるんですね。体が突っ張らない。
結果的に極度の前傾姿勢が改善し、歩く時もかかとから着地できるようになりました。
ただし、丸一日はもちません。朝飲んで出勤すると昼頃には固まり始めます。
そこでもう一錠飲んで何とか夜まで凌ぐ感じですね。

でも、アーテンを飲む前の状態と比較したら雲泥の差があります。
これによって半年くらいはなんとかまともに歩くことができました。
ただやっぱり徐々に効きが悪くなります。
飲んでもピリッとしなかったり、効いている時間そのものも短くなりはじめ・・・

あと、このアーテン。
やたらと口が乾きます。
飲み始めたころは水ばっかり飲んでました。
服用して数カ月もたつとこれも気にならなくはなりましたけどね。
薬に対する耐性がついてくるんでしょうか?
怖いですよね。
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category: 【発症から…】

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Lドーパ(当時34歳) 

 ここで反応してくれればこの段階でもう「パーキンソン病」という確定診断で決まりだったと思うのですが、何故か全くLドーパに反応しないんです。
もしかしたら、何らかの変化(固縮が緩む等)の変化が出ていたのかもしれませんが、少なくとも自覚症状としては薬を飲んでも特に変化はなく、歩行が改善されることもありませんでした。

こうなるともうお手上げですよ。

何をしようが一切異常は出ないにもかかわらず症状は悪化する一方。
今振り返るとこの頃が一番難儀だったかもしれません。

仕事もまだこの頃は都内まで通勤していましたし、クライアント先にも出向くような形態の仕事でしたので外出もほぼ毎日のようにありましたから。

人混みがまずいんです。
自分のペースで歩けるような状況だとまだなんとかなるのですが、人に前を歩かれたり意図しないところで急に行く手を遮られたりすると一気にバランスを崩してしまう。
酷いときになるとピンボールの球みたいにあっちの壁に突っ込んではつかまり、こっちの壁に突っ込んではつかまり、みたいな感じでしか進めない。要はまっすぐ進んでいるとどんどん加速して前を歩いている人に突っ込んでしまいそうになるんです。

周囲の目にも明らかに奇異に映る歩き方ですから、下手すりゃ不審者かなにかと勘違いされてもおかしくないくらいです。

この頃は、いろんな病院まわりました。
あっちで検査、こっちで診察みたいなことを繰り返して。
MRIだCTだって飽きるくらいやりましたね。
SPECTも2回やったかな・・・

で、最終的には「パーキンソン病の疑いがあるのであればパーキンソン病のメッカへ」ということでJ大にかかります。

ここで、まだ当時は現場で診察をされていたM先生よりLドーパではないある薬が処方されます。

ここが一つのターニングポイントとなります。
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神経内科(当時34歳) 

生まれて初めて「入院」というものを経験しました。

検査入院で3日間市内の総合病院の神経内科で検査と診察を受けます。
脳のMRI、髄液の採取、レントゲン等の検査を受けますが・・・

結果的には何も出ず・・・

パーキンソン病はこういった病理的な検査で異常値を示さないのが特徴ともいえる病気で、結果的に初期の段階でなかなか確定診断がつかない原因にもなっている現状だと思います。

私もまったくの「シロ」でしたので、その時点では多少はほっとしたところもあったのですが。

ただし、症状自体は良くなるどころか徐々に危険を伴うレベルになってきており。
顔を突き出して腰を前に折りつま先立ちみたいになって突進してしまうんですね。
典型的な歩行障害の前方突進です。
当時診察した先生もはっきりとは断言しないものの「パーキンソン症状がある」というような言い方で、最終的には薬です。
Lドーパ(ECドパール)を朝1錠飲んでみて何かしらの反応が出るかどうか一定期間見てみるということになりました。

1回で1錠は今考えれば少ない量ではないのですが、当時はそんなことは知るすべもなく。
ある程度はっきりとした量を服用しないと反応が顕著に顕れないってことだったんですかね?
ちょっとよくわかりませんが。。。

で、服用を始めます。

ところが・・・

反応しません。

??????
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南洋大とNNI、神経疾患治療の技術開発で提携 

【NNA ASIA 2017.8.23掲載】

<https://www.nna.jp/news/show/1651737>

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整形外科(当時33歳) 

はじめは、最寄り駅そばにある整形外科に行きました。

そもそもこの段階では脳など全く疑っておらず、足の爪を剥いて以来の偏った歩行姿勢が悪影響して骨盤等に歪みが出たのでは?といったあたりの骨格系の異常を疑っていました。
なのでまずは外科の診察を受けようと思ったわけです。

ここでまず一番最初に首から腰までのMRIを撮ります。
脊椎と首で分けて検査したか一緒だったかの記憶がちょっと定かではないのですが首と背中のMRI検査をしたことは間違いありません。
私はここで何かしらの異常が発覚するであろうと予想していたのですが、検査の結果は、

「4番と5番の脊柱に若干の狭窄症の兆候があるものの、歩行に影響するほどのものとは考えにくい。仮にこれが原因だとすれば通常痛みを伴うはず。」

ということで、要するに特に歩行異常をきたすほどの異常はなしという診断。

ここでしばらくの間、ストレッチや体幹トレーニング等のリハビリ的な運動のため通院をしましたが、症状は悪化する一方。
ここで初めて「脳」に対する疑いが整形外科の療法士の先生から言われます。

私も消去法的に考えれば、「腰→脊椎→首」と下から上がってきてここまで全部異常がない以上、残る疑いは「脳」が濃厚という自覚も認めたくはありませんが認めざるを得ないかということで。

この後、妻のお義父さんの紹介でとある総合病院の神経内科を紹介され、3日間の検査入院をして精密検査を受けることになります。

これについては次回また。
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これよさそうだな(笑) 

1つ前の記事で報道されているDBS刺激装置の新型。

これよさそうだな~!!

ちなみに私が使っているのもこのボストン・サイエンティフィック社製の装置です。

よくわかんないけど、シロウト的なイメージだけで言えば、記事の内容の通りの効果が期待できるのであれば、ムズムズ足とかも解消できるような感じに思えるんですけどね。

頭蓋骨には穴あいてるし電極入れる場所ももう定まってるわけだから簡単に取り換えられたりしないのかな(冗談ですけどね(笑))

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ボストン・サイエンティフィック、パーキンソン病に伴う運動障害・振戦の治療に「Vercise(TM) PC」「Vercise Cartesia(TM) ディレクショナルリード」を発売 

【時事ドットコム 2017.8.21掲載】

[ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社]
多指向性の刺激調整で患者さんのQOL向上に貢献

ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:内木祐介)は7月29日、パーキンソン病の治療に用いる植込み型脳深部刺激(DBS)装置Vercise(TM) PCおよびVercise Cartesia(TM) ディレクショナルリードを新発売しました。本製品は、日本初の多指向性刺激(水平方向と垂直方向両方の刺激)を実現するディレクショナルリードと当社独自の刺激技術であるMICCテクノロジー(※1)により、刺激による副作用の併発を避け症状に応じたDBS治療をサポートします。


パーキンソン病は、進行性の神経変性疾患であり、日本で163,000人(※2)が罹患していると推計されています。振戦、筋固縮、動作緩慢および姿勢反射障害などの運動障害を特徴とする疾患です。パーキンソン病初期の治療に当たっては薬物療法が選択されますが、症状が進行すると、薬物療法による症状のコントロールが難しくなると言われています。DBSは、そのような進行期パーキンソン病の症状を軽減するための外科的治療で、電気信号を用いて脳の特定部位を刺激します。DBSは、電気パルスを発生させる植込み型パルス発生装置とパルスを脳に伝えるリードで構成されます。

Vercise(TM) PCおよびVercise Cartesia(TM) ディレクショナルリードは16個の独立した電流供給源を持ち、複数の独立した電源から電流を供給しています。各電極の電流量を明確にコントロールすることが可能で、指向性を持ったディレクショナルリードシステムと組み合わせることで、適切な箇所を適切な強さで刺激し、不要な部分(副作用が生じる)への刺激を回避することを可能にしています。そのため、副作用の併発を避け、患者様の症状応じた刺激の調節が可能です。また、電源には、非充電式電池を採用しています。

この度、Vercise(TM) PCおよびVercise Cartesia(TM) ディレクショナルリードの発売を記念し、ボストン・サイエンティフィック ジャパンが7月29日に都内で開催した講演会には、約50人のパーキンソン病の専門医が参加。熱のこもったディスカッションが行われました。その中で、順天堂大学医学部 運動障害疾患病態研究・治療講座の梅村淳 先任准教授は、Vercise(TM) PCおよびVercise Cartesia(TM) ディレクショナルリードについて「DBSの刺激調整は繊細で、患者さんごとに副作用を避けながら最大限の効果が得られるように設定する必要がある。Vercise(TM) PCおよびVercise Cartesia(TM) ディレクショナルリードでは、分割された電極リードとMICCテクノロジーにより、リードに対して水平方向への電流の広がりをより精密にコントロールすることが可能になった。その結果、たとえば電極の留置位置が錐体路に近く、通常の電極では刺激の増強により構語障害や四肢のつっぱりなどの副作用が出やすいような場合でも、この装置を用いれば錐体路方向には刺激を波及させないようにして必要な部分のみの十分な刺激が可能となる。今後のDBS治療において主流になるであろう」との評価を示しました。

※1 MICC(Multiple Independent Current Control):
- 複数の独立した電源から電流を供給するシステムです。
- 複数の電極の電流値をそれぞれ設定でき、明確な刺激調整が可能です。
- 定電流により、設定した電流値を安定して供給します。

※2 厚生労働省 平成26年患者調査
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_csvDownload_&fileId=000007530479&releaseCount=1


<Vercise(TM) PCおよびVercise Cartesia(TM)の特徴>
・16個の独立した電流供給源を持つ定電流システム。患者さんに合わせた刺激の調整が可能
・適切な箇所を適切な強さで刺激することができる
・症状に応じた刺激調整をサポートすることが可能
・副作用の併発を避け、刺激効果を最大限に活かすことが可能

販売名:バーサイス PC DBSシステム
医療機器承認番号:22800BZX00136000
販売名:DBS用リード
医療機器承認番号:22700BZX00284000


<ボストン・サイエンティフィック社>
ボストン・サイエンティフィックは、世界中の患者さんの健康状態を改善するために、革新的な治療法を提供し、患者さんの人生を実り多いものとすることに全力で取り組んでいます。過去30年以上にわたり世界の医療テクノロジーをリードし続けるグローバル企業として、「we’ re advancing science for life」の言葉を胸に、画期的な治療法を通じて様々な疾患に苦しむ患者さんや、医療体制の生産性向上にも貢献しています。詳細はホームページをご覧ください。

<ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社>
ボストン・サイエンティフィック社の日本法人で、1987年の創立以来、低侵襲、革新的で最先端技術を提供し続ける医療機器メーカーです。
今年創立30周年、これからも患者さんの人生を実り多いものにすることに全力で取り組み、日本の医療に意義のあるイノベーションを起こしていきます。
http://www.bostonscientific.jp

<https://www.jiji.com/jc/article?k=000000006.000023733&g=prt>

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iPS創薬応用へ初の提携契約 京都のベンチャーと理研 

【京都新聞 2017.8.21掲載】

 iPS細胞(人工多能性幹細胞)の創薬応用を推進するため、京都市上京区のベンチャー企業「iPSポータル」が、理化学研究所バイオリソースセンター(理研BRC、茨城県つくば市)と提携契約を結んだことが20日、分かった。同社は製薬会社などの求めに応じて、理研BRCが国内最大規模で管理する患者由来のiPS細胞の品質確認や治療薬候補の探索を請け負い、利用を促す。理研BRCがiPS細胞活用に向けた提携契約を結ぶのは初めて。

 患者のiPS細胞から病気を再現し、多数の化合物との反応を試して創薬に応用する手法は、再生医療とともに有望視されている。京都大は既に、iPS細胞を使った創薬応用として世界で初めて、筋肉に骨が生じる難病の治療薬候補での治験計画を表明した。一方でiPS細胞を使った創薬分野への企業の参入は進んでいない。

 理研BRCは2010年より、国内の大学など研究機関から患者由来のiPS細胞の寄託を受けてきた。現在、筋萎縮性側索硬化症(ALS)や心筋症など289疾患の患者から作ったiPS細胞をそろえる。大学や企業などが希望すれば経費を支払うだけで利用することができるが、これまで提供した33機関のうち、企業は1社だけにとどまる。病気の再現性など品質を確認できていない細胞の多いことが障壁となっているという。

 製薬会社の開発支援などiPS細胞関連の事業を幅広く展開しているiPSポータルは要望に応じて、製薬会社が必要とするiPS細胞を使って、病気の再現性を確認したり、治療薬を探索したりする実験を請け負う。

 iPSポータルはアルツハイマー病やパーキンソン病の患者から作ったiPS細胞を管理しているが、理研BRCの管理している細胞の情報も合わせて企業に提供する。情報提供は無償で行い、実験については有料で請け負う。

 同社の村山昇作社長は「iPS細胞を使った創薬分野が活性化するきっかけになれば」と話している。

<http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20170820000123>

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はっきりとした変調(当時32歳) 

 慢性的な「こり」と背中の痛みに困りながらも、しばらくは普通の状態(という言い方が適切かどうかはわかりませんが)が続きます。

この頃は私も会社の同僚とフットサルのチームを作り、草サッカーの試合に出場したりできるほどでした。
学生時代サッカーをやっていたので。

ところがこのフットサルの試合に出たときに右足の親指の爪を剥いでしまいまして。
数日間は右足で踏ん張ると激痛が走るため、右足の外側に重心をかけて親指を浮かすような歩き方になっていました。
イメージ的にはびっこをひくような歩き方だと思ってもらえればと思います。

で、です。

足の爪が新しく生えてきて痛み自体はもうないはずなのですが。

歩き方が変なんです。明らかに。
履いているスニーカーの裏を見るとはっきりとした異常が分かるのですが、靴底のゴムのすり減り方がおかしいんですね。
右は前の外側が激しくすり減っているのですが左はかかとの内側が激しくすり減っているんです。
要するに重心が右に傾いているのを何とか踏ん張って止めようとしながら歩いている感じなんです。

これも最初は爪の影響でヘンな歩き癖がついてしまったものと思い意識して直そうとしたのですが気が付くと傾いている。
気にはしつつもしばらくはこれも様子を見ていたのですが症状は悪化する一方。
そしていよいよ「前方突進」の症状が出始めます。
典型症状のひとつ「歩行障害」ですね。

油断すると前のめりになってツツツッっと小走りになってしまいます。
特に手がふさがっているとこの症状が強く出るようになります。

この頃、長男が生まれた時期であったこともありベビーカーを押して出掛けることが多くなったのですが、これがまずい。
手を前に出していると徐々にベビーカーにもたれかかるような姿勢になってきてベビーカーごとツツツッっと。
それでもまだこの頃はいったん止まって姿勢を立て直せばまたしばらくは普通に歩けてはいたのですが。

この段階ではっきりと異常を自覚しました。
ただ、明らかに体がおかしいと思いつつもいきなり「脳」とか「神経」を疑ったのではなく、最初はもう持病に近いと思っていた「腰椎ヘルニア」とか「脊柱管狭窄症」とかいった骨格系の異常ではないかと思いました。
要は変な姿勢(私強度の猫背でもあるんです)を長年続けたことによる体の歪みが出たんだろうと。

そしていよいよ地元の町医者で整形外科の診察を受けることになります。


これが2003年年末の話です。
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発端・・・の前の前兆?(当時32歳) 

さて、ではさっそく。

どこから書こうかなとちょっと悩んだだのですが細大記憶している範囲内で詳細に書こうと思いまして。
まずははっきりとした初期症状が出る以前の話から書きたいと思います。

これも、後になって考えてみれば「もしかしたらこれもパーキンソン病の兆しではなかったのかな?」と思えるだけで、当時は当然こんな病気は想像だにしてませんでした。

私は最初に就いた仕事が資格取得向けの専門学校の講師でした。
その後紆余曲折を経て30歳の時に現在のソフトウェア関連のITベンチャー企業に転職しています。
それがなんだ?と思われるかもしれませんが、私、10年近く「立ち仕事」だったんですね。
それが転職を機にデスクワーク主体になりPCにかじりつくような毎日になりまして。

そんな環境の変化が背景にありました。

で、腰痛と肩こりです。

まあ、目、首、腰が痛くなるのは別に私に限った話ではないと思いますし私も最初のうちは長時間PC業務をすることによる疲れ程度に思ってました。

ところがですね。

これがこりで片付けられない程度の痛みになってきまして。
背中が痛いんです。30分くらいしか座ってなれない。
それでもいったん立ち上がって伸びをしたりストレッチなどすると痛みは一旦和らぐのですが、自席でまた業務を続けていると行く時間もしないうちにまた痛みがひどくなるような始末で。

当時は冷房が直撃する席が良くないのかな?とか思い席を移動するなど、講じられる手段は講じたのですが症状はあまり芳しくなく・・・

この背中の痛みがもしかしたら一番最初に顕れた兆しだったのかもしれません。

ただ、この段階ではまだ何らかの医者に診てもらおうというところまでは思いもしませんでしたし実際に何科の診察も受けていません。

実際に「医者に行こう」と思うまでの症状が別に顕れるまでにはまだ数か月の期間を要します。

次回その点を。
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category: 【発症から…】

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カテゴリーを追加しました。 

さて、ブログのカテゴリーに新たにひとつ「発症から…」というカテゴリーを追加しました。

このカテゴリーでは改めて私が体に変調をきたした約15年前の初期症状が顕れてから現在に至るまでの症状、薬など諸々の記憶を整理して順々に記事にしていこうと思っています。

ただ、あらかじめお断りしておきたいのですが、如何せん15年近く前の話から時系列にきちんと記憶しているわけがなく、記憶があいまいなところは記録の残っている部分はそれを頼りになるべく正確に事実を記載するつもりではいるものの、それ以外の部分については多少時期が前後したり印象に残っている事柄だけで終わってしまったりすることが大いに考えられますので。

正確な私の症状クロニクルというわけではなく、どちらかというと随想録。回想録的な断片的な情報になるかとは思います。

と、まずはアナウンスだけさせていただきます。

※毎度のことながら宣言しないとすぐさぼり癖が出るので(*_*;
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category: 【筆者雑感】

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術後約5カ月を経過して 

3月10日にDBS手術をして5カ月が経過しました。
術後3回ほど外来診察にて電圧の微調整を行いましたが、経過自体は非常に良好と言っていいと思います。

電圧自体も「微調整」と書いた通りで、3回の診察のうち2回0.1A調整しただけです。
術前に主治医より「脳の腫れが完全になくなるまでには半年ほどかかる」と言われていたので、それまでは腫れがひくのに応じてどんどん電圧を上げていくのかと思っていたのですがそんなこともなく・・・
服用している薬も現在は朝起床時にレキップCR錠を2錠、シンメトレルを1錠だけでレボドパは一切服用していません。

レキップCR上についても、はっきり言って服用することで何か変化があるのか?と言われると正直言って「飲んでも飲まなくても変わらない」と言っていいほどです。
ただ、しいて言えば起床後は同じ姿勢を長時間継続したことでやや背中から首に張りがあるのですが、薬を飲むことでこれが少し緩和されるような気がします。ホント「気がする」程度の変化なんですけどね(笑)

で、大問題だった「ジスキネジア」はどうなったかというと、これも完全に消えました。
当然ですよね、レボドパ飲んでないんですから(笑)

と、いいことずくめで手術後困っていることは全くないのか?といわれるとひとつだけあります。

ムズムズ足が寝るときに出ます。
これはDBS手術をしたパーキンソン病患者には比較的多いそうなのですが、足が疼くんです。
痺れるような感じが出たりピクピク痙攣するような症状が出るのですが、これが困りもの。
別に痛みとかはないんですけど、気持ち悪いんですね。眠れません。

電気風呂ってご存知ですかね?
微弱な電流をながしてある風呂で銭湯とかによくあるかと思うのですが。
あれにずっと入ってるみたいなんです。足が。
ずっと弱いピリピリ感が出て気持ち悪くて眠れないんです。

うつぶせになると消えることもあるのですが、あおむけの状態でじっとしているといつの間にか始まるんですよ。
で、止めたくても止められないのでたまりかねて起きてしまうんです。
で、起きたり寝たりともぞもぞやっているうちに東の空がうっすらと明るくなってくるみたいな感じで。

主治医に相談したところ「ムズムズ足がでたらレキップCRを追加で1錠飲んでみるように」と言われそうしてみたんですが、これも消える時もあれば消えない時もありで確実ではないんですね。

ジスキネジアではないらしいんですけど、結果的にモゾモゾモゾモゾ動き回るので妻も起こしてしまうような次第で。

これが今一番困っているところです。
何かいい方法ご存知の方いらっしゃいましたら是非ご教示いただけますようお願いいたします。
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category: 【DBS手術】

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「低脂肪」に落とし穴!? 摂り過ぎに注意 

【健康百科 2017.8.17掲載】

低脂肪乳製品の多量摂取が、パーキンソン病のリスクにも


「脂肪イコール悪」というイメージはいまだ根強く、健康やダイエットを意識している人にとって、「低脂肪」は魅力的なワードだ。低脂肪とそうでない商品が並んでいたら、迷わず「低脂肪」を選ぶという人も少なくないだろう。そうした中、米国のハーバード大学公衆衛生大学院の研究グループが、気になる研究結果を発表した。スキムミルクや低脂肪牛乳などの低脂肪乳製品を多量に摂取することが、パーキンソン病のリスクになりうるというのだ。研究の詳細は、7月4日発行の医学誌「Neurology」(2017;89:46-52)に掲載されている。

スキムミルクと低脂肪牛乳の摂取で39%のリスク増


 今回、研究グループは、米国内で実施された2件の大規模疫学研究―①Nurses'Health Study(対象は看護師8万736人、追跡期間26年)と②Health Professionals Follow-up Study(対象は医療従事者4万8,610人、同24年)―のデータを用いて、乳製品の摂取量とパーキンソン病の発症との関連について調査した。

 その結果、低脂肪乳製品の摂取はパーキンソン病の発症リスクと関連し、低脂肪乳製品を1日3サービング(1サービングは約240mL)以上摂取するグループは、摂取しないグループに比べて、パーキンソン病を発症するリスクが34%上昇した。

 スキムミルクと低脂肪牛乳に限定すると、1日3サービング(1サービングは約240mL)以上摂取するグループは、摂取していないグループに比べて、パーキンソン病の発症リスクが39%高まった。

 研究グループは、「なぜ、スキムミルクや低脂肪牛乳を摂るとパーキンソン病のリスクが上昇するのか、その仕組みを解明するにはさらなる研究が必要だ」としている。

<http://kenko100.jp/articles/170817004374/#gsc.tab=0>


category: 【報道・記事】

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早期診断に役立つ物質発見=パーキンソン病-順天堂大 

【時事ドットコム 2017.8.11掲載】

 手足が震え、こわばるようになって20年程度で寝たきりになるパーキンソン病について、早期診断に役立つ物質を患者の血液から発見したと、順天堂大の斉木臣二准教授や服部信孝教授らが11日までに英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。
 斉木准教授は島津製作所のグループと検査の実用化に取り組む考えを示し、「診断できれば、早く薬で治療を始められる」と話している。パーキンソン病は高齢になるほど発症率が高く、患者が増え続けているため、早期診断・治療が重要という。
 パーキンソン病は脳の中脳と呼ばれる部分で神経伝達物質ドーパミンを生み出す細胞が減り、運動神経を調節できなくなる。近年の研究で、手足の震えやこわばりが生じる5年以上前から、骨格筋の筋力が低下し始めることが分かってきた。
 骨格筋を動かすには、細胞内の小器官ミトコンドリアでブドウ糖や脂肪酸からエネルギーを生産する必要がある。パーキンソン病患者約250人と健康な約80人の血漿(けっしょう)に含まれる成分を比較した結果、早期の患者ではエネルギー生産の過程で作られる物質「長鎖アシルカルニチン群」の濃度が低下していることが判明した。

<https://www.jiji.com/jc/article?k=2017081100419&g=soc>

category: 【報道・記事】

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iPSから血小板量産 献血頼らず輸血 18年にも治験 

【東京新聞Web 2017.8.7掲載】

 ベンチャー企業「メガカリオン」(京都市)は七日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から輸血用の血小板を作り、量産できる製法を、製薬企業などとのコンソーシアム(共同体)により確立したと発表した。
 人での安全性や効果を確かめる臨床試験(治験)を日米で二〇一八~一九年ごろ実施予定。再生医療等製品として厚生労働省へ申請し、二〇年の製造販売承認を目指す。
 血小板は血液成分の一つで、事故のけがの止血や手術時の輸血などに使われる。献血で集められるが、保存期間が短く慢性的に不足し安定供給が課題となっている。
 メガカリオンは京都大などから提供を受けたiPS細胞から、血小板のもととなる細胞を作って凍結保存し、解凍して培養し、止血作用がある血小板に変化させる。
 同社は京大の研究者らが設立。共同体には製薬大手・大塚ホールディングス(東京)の子会社や検査機器大手シスメックス(神戸市)などが参画し、血小板の保存や各種分析、品質確保などに当たる。
 メガカリオンによると、血小板は現在、日本で年間約八十万パック(大半は一パック二百ミリリットル)が使われている。新しい製法では年間約十万パックを用意でき、少子高齢化による献血の不足分を補える可能性があるという。献血と違い、ウイルスや病原体の混入リスクも低い。

<iPS細胞の応用> 体のさまざまな細胞に変化するiPS細胞の性質を生かし、理化学研究所が2014年、目の網膜の細胞を作って「加齢黄斑変性」の患者に移植する世界初の臨床研究を実施した。他にも神経の細胞を作ってパーキンソン病や脊髄損傷を治療したり、シート状の心筋細胞を重症心不全患者に移植して治療したりする計画がある。輸血用の血小板の作製もこうした再生医療応用の一例として研究されてきた。

<http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017080702000233.html>

category: 【報道・記事】

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パーキンソン病の発症早期に特徴的な変化を示すアシルカルニチン群を特定 

【産経ニュース 2017.8.5掲載】

学校法人 順天堂
~発症前診断のバイオマーカーへの期待~

順天堂大学大学院医学研究科・神経学講座(脳神経内科)の斉木臣二准教授、服部信孝教授らの研究グループは、パーキンソン病(*1)患者血液中の代謝産物の網羅的解析によって、長鎖アシルカルニチン(*2)群が早期パーキンソン病診断のバイオマーカーになりうることを明らかにしました。本成果はパーキンソン病の簡便・低侵襲な診断に繋がり、早期診断の精度向上に寄与するとともに、血液検査による発症前診断への足がかりになると期待されます。本研究は、英国科学雑誌「Scientific Reports」のオンライン版(日本時間8月4日)で公開されました。

【本研究成果のポイント】

早期パーキンソン病患者において血中代謝産物の長鎖アシルカルニチン群7種の低下を発見
長鎖アシルカルニチン群は早期パーキンソン病診断のバイオマーカーになりうる
血液検査によるパーキンソン病の前臨床期・前駆症状期における発症前診断の可能性を示唆

【背景】
パーキンソン病は有病率が10万人あたり140人に上るわが国で2番目に多い神経変性疾患で、運動に関する症状(手足・首が震える、手足がこわばる、転びやすくなる)が徐々に進行することが特徴的とされています。最近の研究より、少なくとも発症する10年以上前から、便秘・立ちくらみ・匂いが分かりにくくなる・抑うつ症状・レム睡眠行動異常症(*3)・むずむず足症候群(*4)などの「前駆症状」が高い頻度で認められることがわかってきました。これらの症状の出現は、パーキンソン病患者の神経細胞数の減少が、前駆症状がみられる時期から開始・進行しているということを示唆しています。 そのため、このような前駆症状期にパーキンソン病の予兆を正確に診断し、できるだけ早期に新たな根本的治療介入を開始することが重要と考えられています。そこで私たち研究グループは、パーキンソン病の早期に特徴的な変化を見出すことを目的に、本研究では検査を受ける軽症のパーキンソン病患者を独立した中規模の2つのグループに振り分け、血液の血漿中に含まれる代謝産物(多くは分子量1000以下の小分子)を網羅的に調べました。

【内容】
血漿中の代謝産物は、採血前の運動・食事、基礎疾患(膠原病、腫瘍、肺炎など)に大きく影響されるため、採血条件を統一し、厳密な条件のもと、グループ1(パーキンソン病患者109名、健常者32名)、グループ2(パーキンソン病患者145名、健常者45名)を設定し、採取した血漿(0.7ミリリットル)を用いて、液体クロマトグラフィー・質量分析計およびキャピラリー電気泳動・質量分析計による代謝産物の解析を行いました。
測定の結果、グループ1・グループ2を構成する全例について120以上の既知の代謝産物濃度が得られました。その中で、「パーキンソン病患者において特異的に変化していること」、さらに「早期・軽症パーキンソン病患者においてその変化が大きいこと」の2条件を満たす変化に注目したところ、早期のパーキンソン病患者では長鎖アシルカルニチン群(7種)濃度が有意に低下していることを発見しました(図1)。

[画像1: https://prtimes.jp/i/21495/32/resize/d21495-32-377508-1.jpg ]

この7種の長鎖アシルカルニチン群濃度はパーキンソン病治療薬や、肥満度の指標であるBMIの影響によるものではないことも確認しました。すなわち、長鎖アシルカルニチン群7種の濃度をバイオマーカーとして確立すれば、十分な精度をもって早期パーキンソン病の診断ができる可能性が示唆されました。

【今後の展開】
近年の疫学的研究により、パーキンソン病患者の骨格筋機能(多くは握力などの筋力、生活上の運動強度)の低下は、震えやこわばりが生じる5年以上前から始まっていることが明らかになってきました。このような骨格筋筋力低下と、パーキンソン病患者に特徴的な中枢神経(中脳黒質や青斑核など)の神経細胞数減少との因果関係は現時点では不明ですが、本研究が示す代謝産物の長鎖アシルカルニチン群の濃度低下が早期・軽症パーキンソン病患者にみられた結果は、骨格筋のミトコンドリアにおいて長鎖脂肪酸から長鎖アシルカルニチンを作ることで開始される脂肪酸のb酸化(*5)反応の低下を反映していると考えられます。このような、微細な骨格筋脂肪酸b酸化を、侵襲の低い採血から得られるごく微量血漿を用いて評価できれば、早期パーキンソン病の診断のみならず、前臨床期・前駆症状期における発症前診断(図2)に繋がり、先制医療(*6)の一助となるものと期待されます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/21495/32/resize/d21495-32-417470-0.jpg ]

【用語解説】
*1 パーキンソン病: 進行性の中脳黒質神経細胞脱落を特徴とする神経変性疾患で、現在のわが国の患者数は14万人とされるが、高齢になるほど発症率が高まるため、2030年には全世界で3000万人が罹患すると予測されている。

*2 長鎖アシルカルニチン: 炭素数が12以上のアシルカルニチンを指す。

*3 レム睡眠行動異常症: 行動学的には睡眠でありながら、脳波上は覚醒時に類似するREM睡眠状態(急速眼球運動を伴う)において夢内容に一致した行動を示し、本行動が病的な症状とされる疾患。本疾患患者は1年の経過観察でその10%がパーキンソン病を発症するとされる。

*4 むずむず脚症候群: 下肢の不快な感覚が安静時(特に就寝時)に自覚され、入眠障害を呈する。有病率は5-15%程度とされ、パーキンソン病の発症リスクが1.5倍になるとの報告がある。

*5 脂肪酸b酸化: ミトコンドリアマトリックスにて行われるアシルCoAからアセチルCoAを連続的に切り出す一連の生化学的反応。炭素数22以下の脂肪酸はアシルCoAに変換されるが、これはミトコンドリア外膜を通過できないため、一旦アシルカルニチンとされ、各酵素の働きを経てミトコンドリアマトリックスにて再びアシルCoAとなり、本酸化過程を受ける。

*6 先制医療: Preemptive medicineの訳出語。ある疾患を発症し診断される前の段階で、種々の検査・バイオマーカーを根拠とし、将来発症するであろうその疾患の治療介入するという予防医療のこと。

本研究成果は、英国科学雑誌の「Scientific Reports」誌のオンライン版(日本時間8月4日18時)
リンク先: http://www.nature.com/articles/s41598-017-06767-y で公開されました。
英文タイトル:Decreased long-chain acylcarnitines from insufficient b-oxidation as early diagnostic markers for Parkinson’s disease.
日本語訳:脂肪酸β酸化低下による長鎖アシルカルニチン群の低下は、パーキンソン病早期診断マーカーになり得る。
著者:Shinji Saiki, Taku Hatano, Motoki Fujimaki, Kei-Ichi Ishikawa, Akio Mori, Yutaka Oji, Ayami Okuzumi, Takeshi Fukuhara, Takahiro Koinuma, Yoko Imamichi, Miho Nagumo, Norihiko Furuya, Shuko Nojiri, Taku Amo, Kazuo Yamashiro and Nobutaka Hattori

知財、特許情報: 出願番号2016-017794
発明者: 服部信孝、斉木臣二、波田野琢、山城一雄、石川景一、王子悠、森聡生、奥住文美
発明の名称: パーキンソン病診断指標
出願人: 学校法人順天堂出願日: 2016年 2月 2 日

謝辞:本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) の革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)「疾患における代謝産物の解析および代謝制御に基づく革新的医療基盤技術の創出」(研究開発総括:清水孝雄)における研究開発課題「パーキンソン病の代謝産物バイオマーカー創出およびその分子標的機構に基づく創薬シーズ同定」(研究開発代表者:服部信孝)の一環で行われたと共に、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業、文部科学省新学術領域研究領域提案型「オートファジーの集学的研究」、およびJSPS科研費(JP15H04843)による支援を受けて行われました。 なお、AMED-CRESTについては、平成27年4月の日本医療研究開発機構の発足に伴い、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)より移管されました。
また、本研究に協力頂きました患者さんのご厚意に深謝いたします。

<http://www.sankei.com/economy/news/170804/prl1708040352-n1.html>

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順天堂医院がパーキンソン病や認知症により通院困難な患者さんを対象とした日本初の本格的な遠隔診療サービスを開始 

【時事ドットコム 2017.7.28掲載】

順天堂大学医学部附属順天堂医院 脳神経内科(教授:服部信孝)は、パーキンソン病や認知症に代表される神経疾患や慢性疾患による通院困難な患者さんのために、日本初の本格的な遠隔診療サービスを開始します。このサービスは、順天堂医院脳神経内科がIBMの遠隔診療支援アプリを用いて遠隔診療を行うもので、患者さんに寄り添う「ハートフルな診察」と「あきらめない医療」を提供します。

【サービスの概要】
■パーキンソン病など、慢性疾患患者さんの通院にかかる身体的・経済的な負担を軽減

【患者さん、利用者にとってのメリット】
■患者さんご自身、ご家族の通院にかかる身体的・経済的負担を大幅に軽減することが可能に。
■ご家族のみならず医療・介護関係者も主治医の顔を見ながら話すことで、通院における対面診療と同様の信頼関係を築くことが可能に。
■日常の生活ぶりを主治医、医療・介護関係者と共有することで、状況に最も適した医療支援を受けることが可能に。

【医師にとってのメリット】
■患者さん、ご家族、医療・介護関係者がコミュニケーションを図ることで、遠方にいる患者さんに対して効率よく診療サービスを提供することが可能に。
■患者さんの自然な映像と音声により、在宅及び外出先の状態を把握することができ、処方内容の参考にすることが可能に。
■地域の診療所との連携が可能に。

【今後の展望】
■iPad利用者に関わる様々な医療・介護の現場で使われることでデータが蓄積。将来、最新のCognitiveテクノロジー(※)によるビッグデータ分析に基づいた個人向けアドバイスを提供
(※) 音声・動画などの情報を継続的に学習し、人間の意思決定を支援する技術

<https://www.jiji.com/jc/article?k=000000030.000021495&g=prt>


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田辺三菱製薬、イスラエル社を買収 1241億円、パーキンソン病治療薬開発のベンチャー 

【産経WEST 2017.7.24掲載】

田辺三菱製薬は24日、パーキンソン病の治療薬を開発するイスラエルの医薬品ベンチャー企業「ニューロダーム」を約11億ドル(約1241億円)で買収すると発表した。10月末までに全株式を取得し、完全子会社化する予定。2019年度に米国や欧州でパーキンソン病治療の新薬発売を見込んでいる。

 大阪市内で同日、記者会見した田辺三菱の三津家正之社長は「成長する米国市場での収益確保は、日本の製薬企業にとって必要条件」と述べた。

 ニューロダームが開発中のパーキンソン病治療薬は、皮下注射剤や皮膚に貼り付けるパッチ製剤によって、飲み薬では難しい安定した濃度での投与が可能になるという。

 田辺三菱は今年8月に難病のALS(筋委縮性側索硬化症)の進行を遅らせる治療薬の米国販売を始める予定。ニューロダームの新薬と合わせて、中期経営計画で目指す米国での売上高800億円が達成できるとみている。ニューロダームの新薬は米国と同時に欧州でも承認申請を行う予定で、日本での販売も視野に入れている。

<http://www.sankei.com/west/news/170724/wst1707240060-n1.html>

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