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パーキンソン病はこわくない

若年性パーキンソン病に罹患した筆者が綴る悲喜交々

パーキンソン病患者が抗精神病薬を使用することと死亡の危険性にはどんな関係があるのか? 

(MEDLEY 2016.4.6掲載)

アメリカの兵役経験者1万5,000人のデータを調査

パーキンソン病は、脳の神経細胞の異常によって、手足のふるえ、小刻み歩行などの症状が現れる病気です。今回の研究では、パーキンソン病患者の幻覚・妄想といった精神病様症状に対する抗精神病薬の使用と、死亡率の増加との関連が検討されました。

◆薬を使用し始めてから6カ月後の死亡率で比較

対象は、薬やほかの病気が原因でない特発性パーキンソン病を患い、身体的に安定している患者です。アメリカの兵役経験者のデータベースから集めたデータをもとに、以下の2つのグループを選定しました。

抗精神病薬を使用したパーキンソン病患者7,877人
抗精神病薬を使用しなかったパーキンソン病患者7,877人
関連性に影響する要因を取り除くため、年齢、性別、人種などの要因を2つのグループ間で一致させました。そのうえで、2つのグループを、薬を開始してから6カ月後の死亡率で比較しました。



◆抗精神病薬を使用すると死亡の危険性が2倍以上高かったという関連性あり

解析の結果、以下のことが示されました。

抗精神病薬の非使用集団に対する使用集団の死亡のハザード比はITTで2.35であり、抗精神病薬の使用は死亡のハザード比が2倍以上増加することと関連していた(95%信頼区間2.08-2.66、p<0.001)。
パーキンソン病患者のうち抗精神病薬を使用したグループでは、使用しなかったグループと比べて死亡の危険性が2倍以上高かったという関連性が示されました。

この結果から、研究チームは、「パーキンソン病患者に対する抗精神病薬の慎重な使用の必要性が明らかになった。今後は、パーキンソン病の精神病様症状を非薬物療法で管理することの検討や、神経変性疾患患者の死亡率を増やさない新たな薬物療法の開発が必要」と述べています。

<https://medley.life/news/item/570273e128d17677008b45e4>


category: 【報道・記事】

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