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パーキンソン病はこわくない

若年性パーキンソン病に罹患した筆者が綴る悲喜交々

初期症状について 


 



今回は、私が発症した時のことを思い出して書いてみます。


 


私がパーキンソン病にたどり着く最初のきっかけは「歩行の変調」であったことは以前にも触れたことがありますが、今回はそれも含め、「いま思えば…」といった歩行以外にいくつか気になる点がありますのでそれも含めてできるだけ詳しく書きます。


あくまでひとつの症例として参考にしていただければと思います。


 


最初にはっきりと「おや?なんかヘンだぞ。」という自覚症状が出たのがちょうど10年前の2003年の夏ごろだったと思います。


何がヘンかというと、普通に歩いているのに時々右足のつま先が地面に引っかかるんです。ほんのわずかですので転んだりといった危険は全く感じないのですが、自分で意識的にやや右足を前に運ぶ時にはやや高く足を引き上げるようにしないと引っかかるんです。


皆さんもたとえば地面に段差があるのに気付かずに歩いていてつま先が段差に引っかかり「おっとっと!」みたいになった経験があると思いますが、あれが何もないところで起こる感じですね。


 


ただ、当時は私はそれが出始めた時に何を思ったかと言いますと。実はその症状が出る以前に右足の親指の爪を剥がしてしまっていたという事情がありました。当時は会社の同僚とフットサル(ミニサッカーみたいなもの)のチームを作って休日などやっていたのですがそのときに爪を剥がしまして。


で、当然歩くと痛いものですから、それからしばらくの間は右の靴ひもは締め付けないでゆるゆるの状態で結び、かつ親指で踏ん張らないように足の外側(小指から踵までの右側面)に重心を乗せるような歩き方をしてたんですね。


ですので、私はその歩き方が癖みたいになってしまっているというのが一番の原因だと思ったんです。


この段階ではよもや神経内科に診てもらおうなどとは全く思ってもみませんでした。


 


ところがこれが治らないどころか徐々にひどくなっていきます。


当初はつま先がちょっとひっかかるといった程度だったものが、上半身の前傾が出始め「前方突進」の傾向が出始めます。


ただし、徐々にです。


急に突っ込むようになったりはしません。


独力での歩行で危険を伴う程度に制御不能な前方突進に至るのはここから約3年半から4年後です。なぜ、はっきりそんなことが言えるかというと、発症の2003年に長男が生まれておりこの長男を幼稚園に上がる前の年までは肩車して駅前の音楽教室に通っていたりしましたので。(ただし、症状は出てます。気を付けていれば大丈夫という程度ですし、調子が悪い時は肩車はやめて歩かせてたりした日もありますので)


 


説明の時間軸が行ったり来たりでスミマセン…。発症時に戻ります。


 


最初は軽度の前傾です。


私、子供のころから歩く時の姿勢が悪く「猫背」だったんです。よく母親に「背筋を伸ばして歩きなさい!」と叱られてました。


ですのでこれも日頃の姿勢の悪さが歩き方の不自然さと相俟って悪化してるんだろうと思ってました。


ただ今思い出すと、この頃ちょうど歩き方の不調が顕在化してきたことに加えていくつか別の症状がでています。


まず、首・背中の極度のハリ(こり?)と間歇的な腰痛です。


とにかく背中が痛いんです。刺すような鋭い痛みではなく鈍い重たいような痛みでひどくなってくると椅子に座っているのが辛くなるほど張ってしまいます。そして(良くないんですよね、本当は)、首をグリグリ回したり胸を張って上半身を大きく後ろに反らせたりすると関節がボキボキ鳴って気持ちいいんです。でもしばらくするとまたすぐ張ってしまっての繰り返しなんですね。


この首、背中の張りについては当時は歩き方の問題とは別で考えていました。こちらは完全に長時間のPCワークによるものと思い込んでましたので。


私が今の会社に転職したのが2002年の3月で入社以来パソコンを操作している時間これまでの仕事に比べると格段に長くなりました。長時間のPCワークに起因する様々な障害については有名なものがいくつもありますし、呈する症状も類似していたこともあり、そういった部類を得意とするようなカイロプラクティックスにも行ってみたりしました。


ただ全然ダメでしたね。


単に気持ちはいいんですけど症状自体は全く改善しませんでした。


 


さらに時間の経過とともに、この上半身の前屈と前方都心傾向がだんだんひどくなっていき


ます。


まず、腕を前に出した状態で歩くとほぼ確実に加速してしまい危険な状態になります。イメージ的にはベビーカーを押す姿勢ですね。あれができないんです。あれをやろうとすると、押したまま突っ込みます。


また、片手が塞がった状態での歩行がしずらくなっていきます。これは雨の日など傘をさすような状態ですね。これが苦手になります。さらに前傾と同時に全体的に重心が右側に傾くような感じになっていきます。スニーカーの擦り減り方が尋常じゃないんですよ。左の靴と右の靴で靴底のゴムの擦り切れ方が全然違うんです。右の靴は前の外側が穴が空きそうなぐらいすり減っているんですけど、左の靴はほとんどすり減っていないがむしろ内側がややすり減っているんですね。


 


これが出始めた頃にはさすがに正常ではないと思い、当初はコリと腰痛の方のこともあり整形外科に行きました。ヘルニアかあるいは脊椎管狭窄症といった骨格系の問題を疑ったんです。ただここでMRIなどの造影検査をした結果、若干の狭窄性の傾向がある部分はあるものの、歩行に異常をきたすような原因になるものではないとの診断でどうも違うっぽい。


一応腰痛等出ているのであればリハビリはした方がいいということで、院内に設置されているリハビリ施設でストレッチとか電気とかやったりとかしていました。


その時にリハビリを見てくださっていた先生がある時触診というか「こっちの足をこうしてみて」とか「この指折り曲げてるのわかりますか? 」といった感じでいろいろやっているうちに「もしかしたら脳の可能性もゼロでは無い」と言う事を言って初めて「神経」 「脳」といった方面を疑いだしたという流れになります。


 


その後のことはあまり有用な話はないので割愛しますが、神経内科にかかるようになり検査をしては異常なし、検査をしては異常なしの繰り返しです。一般的に行われるよな検査はほぼ全部やったと思います。


脳波、脳のMRI 、心筋シンチグラフィー(これ超高いのに2回もやりました…)、起立性低血圧等々


 


結果は全て「正常」です。


結局何も出ないんですよ、厄介なことに。


 


また、この神経内科を受診したころから薬も服用し始めました。Lドーパも当初服用しています。ECドパールを朝1錠夜1錠の1日2錠飲みましたが、少なくとも自覚症状としては何の反応もありませんでした。


 


病院もあちこち行った挙句、最終的には「パーキンソン症状が出ていて判然としないのであればもうここしかない」ということでお茶の水に辿り着きました。これが2007年の5月です。


 


つまり、私の場合は最初につま先が引っかかるようになるのが気になりだしてから約4年後にパーキンソン病という診断が下りたと考えていただければ結構です。(厳密にはこの時点でも確定診断は下りていないのですがかなりややこしい話になりますので)


また、この4年間のうちおおむね最初の3年は正常ではないながらも何とかなっていた期間で、残りの1年は突進が止められず転倒してケガをしたりなど とくに通勤を始めとする独力での移動が困難となってきた時期になります。


 


以上が私の発症当時からの初期の経過になります。


不明な点、質問等ございましたらコメントでもメッセージでも結構ですのでお気軽にご連絡ください。


(ご返事が遅くなる可能性は多分にございますが(汗))


 


99.99Mbps


category: 【管理人より】

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